8/5新潟8R:スマラグドスは積極的にポジションを取って2着

8/5、新潟8R・1勝クラス(ダート1800)に愛馬スマラグドスが出走しました。ダート替わりとなった前走で、ラストの直線で見事な末脚を披露したことで、復調の方向性を見出したスマラグドスですが、中3週で同条件のレースに出走して来ました。また、鞍上も変わらず▲田口J託されています。

前走ではゲートを潜りそうになったスマラグドスですが、今回はゲートでの我慢も効いて、一線のスタートを決めることが出来ました。そして、本レースの最大のポイントはここから。鞍上が積極的に追い出して、1角を内から3頭目の位置を3番手で侵入することに成功しました。

自分は展望ブログの中で「外枠の速い2頭を先に行かせてしまい、大外中段を自分のペースで回って来ることが理想の展開です。」と書いたのですが、これは「中段より前のポジションを取ることは難しいだろう」と考えてのものであり、まさか外のマルカブリッツを抑えて前の位置を取れるとは思いませんでした。この外枠の馬を前に入れなかったことは、砂を被るリスクを回避したことでもあり、その後のスムーズな競馬を含めて、理想的な展開に持ち込むファインプレーだったと思います。

レースは3番手のポジションをキープしたまま3角を回り、4角出口では2番手に進出します。この辺り、スマラグドスがダート・1勝クラスのスピードに付いて行く能力のあることを証明してくれたと思います。

直線を向くと更に伸びて、逃げるティルドーンを捉えるかに見えましたが、ここからティルドーンも頑張って交わすことが出来ません。反対に、後方から詰めて来たショーヘーフェイスに一度は交わされてしまいますが、これを根性で差し返してみせると、そのまま2着を確保することが出来ました。

勝馬ティルドーンには0.2秒の差を付けられてしまいましたが、これは1枠から逃げたティルドーンが枠にも展開にも恵まれたことが大きく、内容的に劣るものではありませんでした。むしろ、前走では0.9秒もの差を付けられたショーヘーフェイスに対し0.2秒先着したことを評価すべきでしょう。

Target-JVの補正タイムを見ると「105」の高評価値が得られており、これは水準時計より0.5秒も速いことを示しています。また、本馬の走破時計1.52.7は同日の柳都S(3勝クラス)でも4着に相当する数字ですし、翌日の苗場特別(2勝クラス)の勝ち時計に対しては0.3秒も速いタイムです。これならば、1勝クラスの突破は時間の問題と考えても良いでしょう。

只、今回の好走はスタートから押し出して、「揉まれず砂を被らずの理想的な展開」に持ち込めたことが大きく、今後も同様の競馬をすることがポイントになる筈です。その為にはスタートを決めることと、迷わずに前に押し出す必要があり、これには今回の結果を出してくれた田口Jに今後も任せることが一番でしょう。

西園師からは「キックバックを受けずに進められたので最後までしっかり脚を使ってくれました。」のコメントが出ています。また、レース後も脚元に問題は出ていないことから、中2週で小倉に向かう方針が示されました。具体的には8/27の小倉・1勝クラス(ダート1700)が目標レースになるものと思われます。

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