7/27札幌4R:リナリアは6枠9番

7/27、札幌4R・未勝利(ダート1700)に愛馬リナリアが出走します。3歳未勝利戦も残す所あと6週。ここで権利を失えば次の出走は難しい可能性も高く、悔いの無いレースが求められる状況です。ちなみに、今週の札幌・未勝利・ダート1700は牝馬限定を含めて全3鞍組まれているのですが、リナリアは狙ってこのレースを選択して来ました。他の2レースと比較して明らかにメンバレベルが低いことから、これは陣営の好判断であると思います。

冒頭で触れた通り、このレースのポイントは後の無いレースと言うことです。最低限の目標として掲示板の確保は重要ですが、それが故に勝てる競馬を捨てるワケにも行きません。これが他馬を含めてこの時期の未勝利戦の難しいところでしょう。大逃げや捲りなど、一発に賭けて伸るか反るかの競馬を仕掛ける馬も出て来ますし、単純に実力上位で決着する可能性は低くなります。

そんな状況下で自分がリナリアに期待することは「ここまで来たのだから自分の競馬をしてほしい」と言うことです。すでに1700M戦を選択した時点で従来から大きく条件を変えていますので、これ以上の冒険は不要です。

具体的に言うと、リナリアの長所はキレる末脚であり、弱点はテンの遅さです。今走は距離を500Mも延長しますので当然序盤のペースは遅くなることが期待されます。従って、これまでのテンの走りでも中段からの競馬を出来ることに期待はしていますが、欲張ってそれ以上のポジションを取りに行く愚は止めてほしいと考えています。

下手に前半で脚を使って末脚が使い切れないよりも、距離延長に対応するレベルで前半は脚を溜めて、ラスト3Fに掛ける競馬を見せて欲しいと思います。ポジションが後ろ過ぎると、レース後の論評で「そんなポジションから勝てるわけない」と罵倒される可能性もあるのですが、そんなのはハナから無視して自分のペースを守って欲しいと思っています。

これまでの競馬を継続する為に黛Jと心中する判断を陣営はしたと考えれば、最後の最後で余所行きの競馬をして力を発揮できない愚だけは避けて下さい。やるだけやって権利を失うならそれはそれで仕方が無いと思っています。リナリアの場合、地方に転出して2~3勝を上げることは容易な筈ですから、堂々とした競馬をして下さい。