ヤフーオークション

テーブルゲームの収集スキルが上がるに連れて、輸入するゲームの物量が次第に増えて行きました。その結果、送料の負担が大きくなってしまったため、出来るだけ数をまとめて輸入することで1点当たりの送料を下げる様になりました。しかし、必ずしも同じ売主から探していたゲームを複数購入できる訳ではなく、本来のターゲットであったゲーム以外でも抱き合わせで購入するケースが増えて来ました。また、既に所有しているゲームであっても、「新品未開封品」の様な、より状態の良い品物を見つけると、それも購入してしまうなど、結果的にコレクションが冗長化してしまいました。

そこで試みに、ダブったコレクションをまとめてヤフーオークションに出品してみたところ、これが想像以上の人気を博し、入札締め切りまで全点が落札される大商いとなりました。さらに、入札者同士の競り合いが発生したことで、落札額は望外につり上がり、原価+輸入経費を遥かに超える金額になりました。これは正に、趣味と実益を兼ねる状況が発生した訳であり、自らのゲームコレクションを拡充する傍らでオークション出品用の品物を集め、これをヤフオクに出品するスキームが確立しました。月に1回ペースでオークションを開催しましたが、徐々に固定のお客さんも付く様になり、お小遣いと言うには範疇を超える収入が入る様になりました。こうして約1年半の間、ヤフオクへの出品を続けましたが、次第に収益規模は大きくなり、確定申告を省略不可能な金額に至ってしまったため、止む無く必要な会計処理を行い白色申告を実施しました。その結果として、会計の基礎を理解し、財務諸表やバランスシートの見方を理解することができたことは、後述の資産運用にとても役立ちました。
しかし、ここまで収益規模が大きくなると、もはや会社から副業と認定されても言い訳できないレベルに達してしまったため、就業規則への違反が問われるリスクも考慮して出品活動を休止することにしました。

なお、ヤフオクのIDは現在でも一応アクティブなため、ここでは伏せさせて頂きます。(macKyではありませんが、頭の数文字は似ています。)また、現在でも当時仕入れたたまま出品していないゲームが山積みで残っており、更に15年以上も寝かせてしまいましたので、ビンテージ度合が一層上がっていると思われます。本業が落ち着いたら一掃セールを行いたいと思っていますが、今ならヤフオクではなくアマゾンのマーケットプレイスでしょうかね。

最後に、ヤフオクの話ではありませんが、ゲームマーケットのオークションにもコレクションを出品したことがあります。ゲームマーケットとはテーブルゲーム版のコミケで、自主制作のゲームが販売されるなど、今では一大イベントに成長していますが、第1~2回の頃は会場も小さく、極一部のマニアが集う販売会でした。そして、ここでもレアゲームのオークションが開催されており(今でも開催されているのかな?)、主催者側からの依頼も有って、盛り上げ用にコレクションを幾つか出品しています。たしか、第2回目のゲームマーケットだったと思うのですが、最高額で落札されたゲームが「シグマファイル」と言う1973年に英国ギブソン社から出版されたビンテージゲームで、この出品者が私でした。

※「シグマファイル」は過去に何度かリメイクされて再販されています。今回改めて調べてみたところ、直近では2007年に「聖杯争奪戦」の名前でリメイクされていました。これも現在では絶版の様ですが、中古市場ではそれなりに入手可能な様です。

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