8/6レパードS:ミスティックロアは気の悪さが出てブービー負け

8/6、新潟11R・レパードS(G3・ダート1800)に愛馬ミスティックロアが出走しました。未勝利→1勝クラスを連勝し、底を見せることなく重賞に駒を進めたミスティックロアでしたが、懸念された幼い気性が表に出てしまい、まさかのブービー負けを喫してしまいました。自分も勝利を信じて現地応援に駆け付けましたが、あまりの想定外な結果にビデオを見直すことも出来ず、早々に回顧ブログを描くことが出来ませんでした..。

当日の馬体重は前走から増減無しの520kg。パドックで初めて目にしたその馬体は非常に立派で目立つもので、芦毛馬ながら幼い馬体は黒系色に見えました。成長に連れて白く変わって行くものと思います。

懸念された気性的な不安については、確かにパドックでも落ち着きが無く、怪しい気配は感じられました。只、1人で引けていましたし、極端に酷い状態にも見えませんでした。予想通り、川田Jはパドックでは騎乗せず、先入れする形でパドックを後にして行きました。

前走時は鞍上が跨ったところからスイッチが入ってしまい、地下馬道からコントロールの効かない状況になりましたが、この日の馬場入りはそこまで酷い状態ではありませんでした。周囲を見せて落ち着かせる余裕こそ無く、直ぐに返し馬に入る所は同様でしたが、それでも前走の状態に比べれば遥かに真っ当に見えました。

最初の関門であるスタートは無難に決めることが出来ました。デビュー戦では歩いてゲートを出たことを思い出せば、格段の成長が見て取れたと思います。スタートを決めたこととコース特性を考えれば、鞍上は前からの競馬を目指す物と思いましたが、積極的に押して出る意思は感じられず、目前をルクスフロンティアに遮られたあたりからポジションを下げてしまい、周囲を囲まれてしまいます。

この日の新潟は炎天下に加えて含水率の極端に低いパサパサなダートで、巻き上がる砂塵は相当なものでした。過去3走を稍重~不良で体験して来たミスティックロアにとって、この日のキックバックは厳しいものであったことは想像に難くありません。

上の写真を見ても目を瞑って走っており、また首を上げて嫌がる動作も見せていたことからも、この激い砂を浴びたことが本馬の走る気持ちを削ぐ結果に繋がった可能性は十分にあったと思います。これを「幼い」で片付けてしまうことは簡単ですが、状況を考えれば回避する術があっただけに、結果論ですが残念でなりません。

1角入口で外壁が無くなると同時に外に逃避。辛うじて大外を回すとバックストレートでは砂を被らない外を追走して持ち直したかに見えましたが、3角~4角でキックバックを浴びると再び外に逃避してしまいます。4角出口では極端な大外を14~15番手で回り、そこからは鞍上も真剣に追うことはなく、馬なりのまま14着に沈んでしまいました。

正直なところ、このレースで得られたのは馬場入り~スタートを無難に決めたことだけで、直後に砂を被ってからは全くの競馬にならず、何ら収穫の得られないレースとなってしまいました。反省点を探すとすれば、「キックバック対策を陣営が何処まで考えていたのか?」と言う点に尽きると思います。

パドック~スタートに掛けては前走よりも成長が見られたことから、輸送と酷暑は致命的な問題にはならなかった様に思います。新潟への長距離輸送に関しては、逆に前日入厩が出来たことで、これまでの当日輸送よりも条件は良かったかもしれません。

レース後は早々にチャンピオンヒルズに移動して、先ずは馬の気持ちのリセットが図られる予定です。気性をこれ以上拗らせないためにも、次のレースの対応は重要であり、慎重に進められることになりそうです。

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