GF出資馬の近況 2023/3/3：ルヴァンヴェール、ローズボウル、ヴァロンダンス、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ジェルアズギフト、ナスノシベリウスの21
１．ルヴァンヴェール
中央競馬所属を抹消。大井・宗像厩舎へ移籍を前にセグチレーシングＳにて調整が行われています。既に運動を再開し、坂路で15-15も開始されています。現在の馬体重は508Kgで、状態は至って良好です。宗形調教師によれば「３月上旬の大井開催終了後の入れ替えを検討しています」とのこと。
２．ローズボウル
3/18に美浦TCに帰厩して、既に２本の追い切りを消化しています。3/1には美南Wで70.3-54.0-38.8-24.8-11.9（強めに追う）を計時しました。何時もの様に調教の時計は目立ちませんが、ラストの11秒台は本馬にしては動けている印象です。
林師のコメントに依れば「先週よりも乗り手の感触が良く、掲示板に載った時の状態に近づきつつあります。」とのこと。鞍上の確保が気になるところです。
３．ヴァロンダンス
2/28、水沢競馬にて能力検査を受検しましたが、まさかの放馬により不合格になってしまいました。放馬と言っても競馬場を飛び出して公道を走ってしまったもので、一般のニュースにまでなる情けない事象であり、関係者には再発防止と猛省が求められるレベルです。
直接の放馬の原因は前の馬の後肢に躓いて鞍上が落馬して暴走したもので、出資者としても情けない限りです。本馬の気性が問題にされていますが、これまでの本馬は気性面の問題に言及されたことはなく、真因分析は管理的な要因を考えるべきと思います。
４．ダイヤモンドフジ
山岡トレセンにて放牧中です。走り詰めにより消耗した馬体をリフレッシュしてきましたが、漸く坂路15秒ペースが開始されています。現在の馬体重は462Kg。次回の園田競馬の開始は3/28なので、あと１週程度で帰厩するものと思います。
５．スマラグドス
2/24、栗東TCに帰厩して来ました。3/1、栗CWで最初の時計になる所を乗って、83.1-67.9-52.1-36.1-22.6-11.4（稍一杯に追う）を記録しています。終い重点の内容ですが、ラスト3Fの時計は相変わらず目立つ時計が出ています。宮本師からは「単走でサッとやっただけですが、以前と変わらず良い動きを見せてくれました。あと２本ほど長目を乗れば態勢が整うと思います。」とのコメントがされています。
なお、具体的な目標レースは3/18の中山・３歳１勝クラス（芝1600）に据えるとのこと。基本的に枠の有利不利の大きなコースですが、持ち前の先行力で２角を先行して侵入する作戦と思われます。恐らくは、これを勝つことで同条件のニュージーランドT（G2）に挑戦する目論見でしょう。
６．ジェルアズギフト
フレグモーネの治療は目途が付いて、チャンピオンヒルズに戻って来ました。ここから、改めて立ち上げ直しが図られます。現在の運動メニューは周回3000Mと坂路18秒で、まだまだこれからの印象です。
牧場スタッフのコメントに依れば「休んでいた分、体力が落ち馬体も減っているため、しっかり食べさせて馬体を回復させながら乗り込みたいところなのですが、ここにきて飼喰いがあまり良くなく思ったように体が増えてくれません。体力が戻れば喰いも良くなると思いますので、緩めず乗り進めていきます。」とのこと。
現在の馬体重は468Kgで、かなり細化してしまった印象です。復帰にはまだ時間が掛かりそうな気配です。
７．ナスノシベリウスの21
ノーザンＦ空港で順調に育成が進んでいます。現在の運動メニューは週３回坂路入りして、２本登坂（15-16）を実施しており、グリーンＦの２歳馬の中でもトップクラスの進捗状況です。牧場スタッフのコメントに依れば「15-16をコンスタントに乗り込み、週末に15秒を切るメニューも消化し始めました。調子は良いですし至って順調です。仕上がりも早そうで４月下旬には移動の態勢も整ってくると思います。」とのこと。武井師との打ち合わせではGW前後の移動が予定されている模様。現在の馬体重は488Kgで、乗り込みながらも体重がキープ出来ている状況です。