2/19フェブラリーS:ドライスタウトは2枠4番

2/19、東京11R・フェブラリーS(G1・東京ダート1600)に愛馬ドライスタウトが挑戦します。前走、スバルSで想定した賞金を加算することが出来なかったことで、出走が難しくなったかに見えたドライスタウトでしたが、その後、賞金上位馬がサウジCへの招待を受諾したことで、「出走枠が得られると同時に、相手関係も楽になる」と言うラッキーが巡って来てくれました。

現在の人気はレモンポップに続く2番人気。全日本2歳優駿(Jpn1)の覇者とは言え、初の中央重賞の舞台がG1レースで、しかもその上位人気に推されるとは、流石に出来すぎ以外の何物でもありません。もっとも、本馬が全日本2歳優駿に出走した際も、補欠から上位馬の海外遠征による繰り上がりでしたし、その上で1人気に推されたことを思い出すと、何とも類似した流れを感じずにはいられません。不慮の事故から3歳の1年間を棒に振ったドライスタウトでしたが、ここに来て不幸の分だけ幸運が戻って来たのかもしれません。

..とは言え、相手関係は過去のレースとは比較にならない程に厳しく、勝ち負けを考える前に、「持てる能力を出し切ってくれること」を願うばかりです。その点で、本馬を最も熟知する戸崎Jが継続騎乗されることは心強い限りです。戸崎Jについては1人気レモンポップの主戦でもあり、その彼がドライスタウトを選んでくれたことは僥倖としか言いようがありません。

巷では戸崎Jの今回の判断について様々な憶測が流れていますが、これまでの情報を注視してきた身としては、「ドライスタウトの鞍上を決める締め切り日までに、レモンポップの出走が確定しなかったことから、戸崎Jはドライスタウトを選ぶより選択肢はなかった」と理解しています。ぶっちゃけ、牧浦師としてもギリギリまで戸崎Jに絞って最後に振られたら身も蓋もありませんし、戸崎Jとしてもレモンポップを待ち続けて最後に回避が決まったら、フェブラリーSの乗り馬が無くなると同時に、ドライスタウトの主戦の座も失うことになります。

その様に考えれば、今回の戸崎Jの判断には合理性が見い出せますし、「戸崎Jはドライスタウトをレモンポップより高く評価した」と言う話でもないと理解できます。従って、レモンポップが人気通りの強敵であることは疑いなく、間違っても下に見ることは出来ません。

確かに、今回のメンバーレベルを見れば、ドライスタウトにもチャンスがあることは疑いありません。チャンスがある以上は狙いに行って欲しいと思いますが、楽に獲れるほど甘い状況では当然なく、展開の利に恵まれることが勝利には不可欠です。そう言う意味で、4番枠は悩ましい枠を引いたと思います。1400戦の様に「前からの競馬」を狙うことも出来ますし、距離を考えて「中段で折り合わせる」ことも可能です。

そして個人的な予想としては、陣営は後者を選択する様に考えています。前走、スバルSでは控える競馬から結果を出すことが出来ませんでしたが、「戸崎JはフェブラリーSを見越してあの形を選択したのではないか」と今になって考えています。戸崎JはスバルSのレース後に「あの形からでも勝ち切って欲しかった」旨のコメントをされており、正直、「それは酷だろう」と思ったのですが、あの言葉に「フェブラリーSで勝つためには」の枕詞を付けてくれたらならば、それも腑に落ちるところです。

前走で我慢した結果が、大一番で活きることを期待して、レースを見守りたいと思います。

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