5/22東京6R:ローズボウルとラインオブフェイトが対戦

5/22、東京6R・1勝クラス(ダート2100)にてローズボウルとラインオブフェイトが対戦することになりました。ちなみに、自分の出資馬同士が直接対戦するのは今回が初めての経験になります。以下、各々の視点からレースの展望をしてみます。

■ローズボウル

2/7の未勝利戦を制した後、本レース一本に目標を絞って、3ヶ月半もの準備期間を設けて、万全の態勢で仕上げて来ました。同コースで行われた未勝利戦では8馬身もの大差をつけて、昇級戦でも戦えるレベルの時計を残して勝利した本馬ですが、そのレースも最後まで完全に追った訳ではありません。言い換えれば、3か月前の時点で1勝クラスを余裕をもって勝ち上がることが出来るポテンシャルを示していたことになります。そして、そこから更なる能力アップを図って来た訳ですから、林師が「前走同様スムーズな競馬が出来れば、結果は付いてくると思っています。」と言う、自信のコメントを示す理由も良く分かります。

そこでレースのポイントは「スムーズな競馬が出来るか否か」と言う点に絞られますが、注目すべきは8枠15番を引いたことです。砂を被ることを極度に嫌がる本馬にとって、外から被されることのない15番枠は間違いなく好枠と言える筈です。

一方で、前走の様に1角を先行して入ることは難しくなりますが、そもそも前走で先行策を採ったのは、砂を被るリスクを避けるためでした。即ち、砂を被るリスクの小さい本レースでは、必ずしも先行する必要は無いことになります。本馬の逃げor先行を予想する競馬新聞も多い様ですが、1角~2角はロスなく中段から運ぶ可能性は十分高いと思っています。そして、バックストレートから捲って先行集団に上がっててしまえば、あとは本馬の持続力を見せるだけです。相手は関係ありません。

■ラインオブフェイト

前走を船橋の交流戦(ダート1600)で勝ち上がった本馬ですが、中央での早い持ち時計がないことからか、現時点で単勝15番人気のブービーの評価がされています。しかし、これは流石に軽視され過ぎと思います。なぜならば、船橋で残した時計は十分に1勝クラスでも戦えるものと評価できることに因ります。

本馬も最後まで追わずに0.3秒差を付けて勝ち上がっており、余力を残す内容でした。ちなみに、2着に破った地元のプレストカイザーは次レースで勝ち上がって、東京湾カップ(G)でも6着に入っています。

恐らく、本馬の評価が低い最大の原因は距離への不安であると考えられます。只、これについては前走の手綱をとった森泰斗騎手が「道中は折り合いがつき過ぎるくらいなので距離は長い方がいいのかもしれません。」とコメントされている様に、ペースが落ち着けば2100への対応は十分に可能と考えています。

間違いなく、本馬の採る作戦は「逃げ」であると思います。そう言う意味で13番枠は希望よりも外過ぎでした。陣営としては中央から内の番号を引きたかったものと思います。只、それでも逃げを打つとは思いますので、どれだけ楽に1角に入ることが出来るかに先ずは注目したいところです。

そして、本馬にとっての最大のポイントはローズボウルの存在であると考えています。もしローズボウルがバックストレートから捲ってきたら、本仔には相当厳しいレースになる筈です。言い換えれば、ローズボウルが中段から動かずに、直線までラインオブフェイトに楽逃げを許してくれれば、「稍重」が予想される軽い馬場を含めて、本馬の逃げ切れる可能性が生じて来ると思います。

明日は1年ぶりに競馬場に足を運び、2頭の健闘を祈って来る予定です。

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