5/29新潟2R:ダイヤモンドフジは凡庸な騎乗で4着

5/29、新潟2R・未勝利(芝1200)に愛馬ダイヤモンドフジが出走しました。半年の休養明けの復帰戦となる前走で2着に入り、確かな能力を示した本馬としては、勝ち上がりの期待されるレースでしたが、結果は4着に終わりました。

デビュー2戦目でゲート再審査を受けたことから、気性面が懸念材料とされる本馬ですが、この日のパドックも落ち着いた周回が出来ており、むしろ「2戦目のパニックの方が例外的だったのでは?」と思わせる内容でした。馬体重も456Kgと+6Kg増加しており、カリカリする雰囲気もありません。

2走前のペナルティが解消しないのか、今回もゲートで先入れを指示されてましたが、それでも大人しく我慢が出来ており、スタートも綺麗に決めることが出来ました。しかし、問題はここから。鞍上が馬なりに近い感じで促すも、周りのスピードについて行けず、ズルズルと後退して、3角入口では12番手までポジションを下げてしまいました。逃げ~先行馬に絶対有利な新潟・芝1200でのこのポジションはゲームセットを意味しています。

さらに、3角~4角もコーナの外々を回らされ、4角出口でも12番手。しかも、大外を回して来たにも関わらず前が壁になるお粗末な騎乗で、エンジンが掛かったのはラスト200Mを切ってから。ここから末脚がキレましたが、4着が精一杯と言う内容でした。

クラブ発表の武藤Jのコメントによれば「道中の手応えが良くなく、3~4コーナーではアップアップな状態でした。」とのことですが、正直、このコメントは額面通りには受け取り難いです。本当にアップアップならばラスト3Fを35.6で上がれるワケがありません。「鞍上が本馬の能力を導き出すことが出来なかった」と考える方が自然でしょう。

新潟・芝1200のコース特性を考えれば、今回のポジションはノーチャンスですから、積極的に促してでも出して行く必要がありましたが、ビデオではその気配を確認できません。さらに、コース取りにもロスが多く、後方からの競馬になるなら、せめて省エネコースで力を溜めるべきでした。その上さらに、前が壁になったのでは救いようもありません。

「序盤で急がせると引っ掛かる恐れがあった」とか、「操縦性が悪くて乗り難しい」とか、傍目には判らない部分があるのかもしれませんが、むしろこの辺りは騎乗技術で解決して欲しいところです。最終的には4着に入り、最低限の優先権は確保することが出来ましたが、全ては馬の能力の賜物であったと思います。

宮本師によれば「この後のことについては厩舎に戻ってからの状態を見て検討します。」とのことですが、特に問題の無い限り続戦の方針は疑いありません。只、ここで問題は適鞍の無いことで、気性面の不安を考慮しなければ、中1週で中京・芝1200に向かうのがベストです。もしそれが難しければ、腹を括って函館に移動するよりありません。何れにしても北海道に行くことになるのであれば、早々に移動してしまうのも1つの選択肢かもしれません。

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