ターコイズS:サザナミは地力示せず11着

土曜日はサザナミちゃんの1年振りの重賞挑戦と言うことで、中山競馬場まで応援に行って来ました。結果は11着と残念なものに終わりましたが、ハンデ戦らしい団子状態での入線であり、勝馬との着差も0.4秒でしかありません。GⅢに挑んで、決して悲観する内容ではなかったと思います。今回の結果に原因を求めると、距離・ローテーション・斤量などが挙がってくると思いますが、何れが原因だったと言うことではなくて、全ての要素が少しずつ積み重なっての0.4秒差だったと考えています。

まずパドックですが、前走同様、気合が乗る中でも入れ込む訳ではなく、大変良い状態に見えました。出走馬の中には冬毛が目立つ馬も複数頭いた中で、サザナミの状態は毛艶も良くて、流石に堀厩舎の仕上げだと思わせるものがありました。

レースは久々に綺麗なスタートを決め、2コーナを5番手でロスなく回りました。バックストレートで少し順位を下げましたが、4角では再び5番手に戻り、末脚に掛けましたが、ここからいつもの速い上りを使うことが出来ず、34.7秒(10位)では勝負に持ち込むことは出来ませんでした。

結局のところ、勝敗のポイントは「何故速い上りが使えなかったか」に集約されますが、一つは11秒台で最後まで流れたペースに息が入らず、脚を溜めることが出来なかったことで、これは「距離が長い」ことの証左とも言えますし、追い切り時の「息遣いが今一つ」のコメントの通りとも考えることも出来ます。

一方で、斤量54Kgはやはり見込まれた感が強く、52Kg~53Kgが妥当だった様に思います。斤量が54Kgになったことで、シミュノー騎手が乗れましたので、斤量-1Kg分の価値があればと期待したのですが、(悪かったとは言いませんが)残念ながら普通レベルの騎乗であり、-1Kg分の価値はない騎乗だったと思います。レース後の鞍上のコメントによれば、コーナ出口でも進路はあり、「詰まっていない」とのことでしたが、リプレイを見る限り出口付近でサザナミの頭が右から左に振れており、坂下でスピードが最速になったところで、無用な減速があった様に感じます。スムーズに馬群を捌けていればもう少し着順は前だったと思います。

最後に今後の予定ですが、スタッフさんから聞いたレース後のコメントに依ると、特に馬体に問題が無ければ短期放牧を入れて、京都牝馬Sを目標にするとのことでした。堀師の判断は「やはり1400Mがベスト」とのことらしく、ラストランの舞台には1400の牝馬限定戦の重賞を選ぶことを考えている様です。出走権が取れるか微妙な所ですが、脚元に問題なく引退レースに臨んで欲しいと思います。

もし出走できる様ならば、淀であっても必ず応援に行きます。🙂

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