2021年度:様子見対象馬のフォロー⑦

様子見対象としてピックアップした21年度募集馬の育成状況のフォローの第7回です(前回はこちら)。ここまで様子見をしてきた募集馬の相当数が募集締め切り、もしくは締め切り間際の状況となりましたので、このシリーズも今回を以て最終回としたいと思います。

※クラブ毎に出資の有力な順番に記載しています。
※馬名が決定しましたが、募集馬名で記載します。

【グリーンF】

前回のフォローからウィングドウィールの2020の募集が締め切られ、アースリヴィングの2020とツルマルオトメの2020は、何れも満口が先か、募集締め切りが先かの、猶予の無い状況まで来ています。様子見の出来るグリーンFですが、そろそろ判断の時が来た模様です。個人的にはアースリヴィングの2020とツルマルオトメの2020は見送って、エメラルドスターの2020とエイシンバンバの2020の両睨みで、様子見を続けることになりそうです。

1.エメラルドスターの2020

・更新日 :2022/5/18
・馬体重 :477Kg(-1Kg)
・メニュー:坂路4回(内2回が2本)15秒ペース

社台Fにて育成を継続中です。現在の運動メニューは坂路に週4回入り、内2回が2本登坂で、15-15のペースで乗り込まれています。このメニューは前回から変更ありません。牧場スタッフは確固たる意志を以て基礎体力の強化に注力している印象であり、敢えてスピード調教に移行しないところに、むしろ好感が持てたりします。体質的にメニューを控えることで進捗が遅れているのであれば問題ですが、運動量は十分にこなせており、その点の心配は無さそうです。これまでの情報から「5月末まではこの基礎トレーニングを継続し、6月から3F42秒ラップにステップアップする」旨の計画が示されており、ここまでは予定通りの進捗であることが判ります。ここはスピード調教の結果を焦らずに待つよりありません。

2.アースリヴィングの2020

・更新日 :2022/5/27
・馬体重 :492Kg(+6Kg)
・メニュー:キャンター4000M,坂路(15-13秒)

BTCの施設を利用した運動メニューで前回からキャンターの距離が伸びています。一方、坂路の本数は不明で、ペースも前回と変わりありません。新たに公開された駐立写真を見ると、筋肉量が増えて逞しさが増した印象を受けます。

ここまでの進捗状況を受けて6/2に美浦近郊のチェスナットFに移動することが決定しています。ここから入厩までの間にどの程度の間が空くか判りませんが、残口も17口まで来ていることから、然したる猶予は無いかもしれません。

一方で、グリーンFの残17口は「直ぐには減らない口数」とも言えますし、アースリヴィング産駒で、過去に移動時の疾病を発症したケースもあります。ここまで来たら、本当の締め切り告知が発報されるまで、チキンレースを続けるのが正しい様子見の姿勢とも思います。

3.ツルマルオトメの2020

・更新日 :2022/5/30
・馬体重 :464Kg(+4Kg, 5/20日)
・メニュー:坂路(15-13秒)

運動メニューはアースリヴィングの2020と同一です。「この中間でトモの疲れが出ており、ケアを行った」旨の報告がされています。現在は回復しており、運動メニューも戻っているとのことで、6/1、栗東近郊のチャンピオンズヒルズへの移動が決定しています。想定通りとは言え、外厩にチャンピオンズヒルズを利用できることは評価アップの材料となります。

チャンピオンズヒルズにどの程度滞在してから入厩になるのかは不明ですが、敢えてチャンピオンズヒルズに入れることから、直後の入厩はないものと予想します。それよりは残り4口の残口が無くなる方が早そうです。本馬への出資を考えるならば、今すぐにでも出資申込を行うべきですが、自分は他馬との優先順位から本仔への出資は見送ることになりそうです。

4.エイシンバンバの2020

・更新日 :2022/5/25
・馬体重 :情報なし
・メニュー:坂路 週1回(15-15秒)

BTCの施設を利用して育成を続けています。運動メニューは坂路を週1回登坂してペースは15-15です。時計的にはペースアップが見られませんが、野中師からは順調に進んでいる旨のコメントが出されています。只、その一方で「体付きにまだ余裕がある」とのコメントもあり、仮に移動をしても直ぐの入厩は無さそうです。外厩の選択も気になる所ですし、もう暫くは様子見が可能でしょう。

本仔の半兄ルヴァンヴェールが、先日、1勝クラスを勝ち上がった様に、兄姉は地味ながら安定した成績を残しています。本仔も大型で仕上がりに遅そうですが、堅実な活躍をしてくれる予感がします。

【DMM】

DMM募集馬への出資は満了と考えていましたが、ここに来て魅力的な追加募集馬が提示されており、大きく気持ちが揺らいでいます。

1.プレミアステップスの2020

・更新日 :2022/5/24
・馬体重 :500Kg
・メニュー:不明

プレミアステップスの2020は先に行われた千葉サラブレッドセールにて上市された馬で、公開調教では2Fを22.1秒で走っています。駐立写真をみても筋肉の発達が目立ち、短距離~マイルに適性を感じる馬体です。また、管囲は21.0あって、500Kg台の馬体重でも問題は無さそうです。大型馬の緩さは残りますが、むしろこの緩い馬体で22.1を出したところに目を見張ります。

一方で、最も気になる点が歩様で、前肢の動きにぎこち無さを感じます。馬体重を考えると、膝に故障が出ることが心配と言えば心配です。預託先は若手の辻哲英厩舎で、実績の無い点が不安視されるところですが、良否の判断材料もありませんので、個人的には気にしていません。

血統的には父ダイワメジャーにRedGodの血を有する母馬の産駒で、個人的にダイワメジャー産駒では最も重視する配合が成立しています。これだけでも即出資を決めたいレベルだったりします。募集開始は6/1で、即満口は無いと思いますが、売れ行きには注視をしておきたいと思います。

【YGG】

これまでに様子見対象として採り上げた馬としては、クラリティーアイズの2020とシンラバンショウの2020が引き続き出資可能な状況ですが、育成状況を見る限り、特に薬指は動きません。YGGからは既にトレサンセールの2020への出資が確定しており、YGGの2歳馬はこれで打ち止めとなる見込みです。

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