7/15中京7R:スマラグドスは追い込んで5着

7/15、中京7R・1勝クラス(ダート1800)に愛馬スマラグドスが出走しました。初のダート戦でもあり、順調とは程遠い競馬内容でしたが、最後は追い込んで久々の掲示板確保となりました。

まず、本走の馬体重は増減無しの464kg。パドックを周回する姿をみる限り、特に危うい気配は感じないのですが、今回も馬場入り後にテンションが上がった模様です。7番枠で先入れした時点では問題ありませんでしたが、隣枠の馬がゲートに入らずに騒いだことでテンションに火が付いてしまい、スタート寸前に鞍上を振り落としてゲートを潜りそうになりました。

ここで最大級に褒めて上げたいのが、初騎乗の田口J。このピンチを奇跡的に落とされずに堪え切るや、好スタートを決めてくれました。そのまま追い出して先行集団を確保出来るかに見えましたが、9番テーオーレガシーに外から前を押さえられると、怯んだのかポジションを下げてしまいます。

先行馬が絶対有利な中京ダート1800でしたが、結局6番手で1~2角を回る形になりました。もっとも下がったとは言え、キックバックを極力避ける外目のポジションをキープしたことは好騎乗だったと思います。

このまま6番手をキープして競馬を進められる様に見えたのですが、捲って来た10番が外から並びかけると、再び怯んだのかペースが鈍ってしまいます。その結果、後続馬に囲まれる形になると、更に失速して4角では最後方までポジションを下げてしまいます。

中京でこの形になるとそこで終了が普通ですから、「やはりダート適性は無かったか..。」と諦めたところで、突然馬にスイッチが入ります。ラスト200Mではブービー位置でしたが、グングン加速すると最後は5着まで追い上げてくれました。

上り3Fの時計は39.1の4番手ですが、2Fならばトップレベルで速かったと思います。少なくとも、末脚を見る限り「ダートの走れない馬ではないことが確認出来た」と考えて良いでしょう。勝馬とのタイム差は1.1秒もありましたが、これは上位3頭の時計が優秀だったことが大きく、Target-JVの補正タイムでみると「94」が出ています。これだけ順調さの欠いたレース内容で指数「94」が出せるのであれば、ダート競馬に慣れれば勝ち負けまで持ち込めると思います。

やはり本馬の場合、問題は馬混みで怯んでしまう点にあると考えられます。現状でも大外枠を引いて、先行する競馬が出来れば、結果は大きく変わって来る筈です。..とは言え、只管に運を頼るワケにも行きませんから、他馬を怖がらないような工夫が必要な気がします。最も効果のありそうなのがブリンカーだと思うのですが、西園師は馬具に頼るのを是としないのか、その様な話題は出て来ていません。確かに、若馬に対して馬具で矯正しまくるのも問題あるかもしれませんし、既に1勝している優位性を考えれば、策を弄さずに使いながらレースに慣らすのが正解なのかもしれません。

レース後の西園師のコメントによれば「ここまでのレースでは、ある程度のポジションから後退すると自らやめてしまう感じもあっただけに、今日の走りは良かったと思います。」とのことで、内容的には末脚を使えた点を評価されています。次走についてもダート戦を検討するとのこと。権利は確保しましたが、本条件ならば節を考える必要はありません。馬にとって最良のタイミングで使ってもらえればと思います。

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