DMM出資馬の近況 2022/12/8

DMM出資馬の近況 2022/12/8:グランベルナデット、グランデスフィーダ、ミスティックロア


1.グランベルナデット

12/17の中山・未勝利(芝2000牝)への出走に向けて、美浦TCに帰厩して調整が行われています。12/8、美南Wにて1週前追い切りを実施して、82.0-67.3-52.9-37.7-11.7(位置5,強目に追う)を計時しています。全体時計はデビュー時の追い切りの方が速いのですが、今回は3頭併せの最内から追走して0.4秒先着しており、評価の高そうな内容です。

大竹師からは舌を縛った上に、枝付きのリングハミに変えたところ、右にもたれる癖は解消したとのこと。あとは、精神的に落ち着き過ぎている部分に対し、メンコを外すなどの処置により気持ちを乗せて行くことが検討されています。

2.グランデスフィーダ

先週の中京・未勝利(ダート1800)に出走して見事な勝ち上がりを決めてくれました。レース後の馬体についての情報はありませんが、特に言及されていないことは問題ないものと考えて良さそうです。

レースの勝時計も未勝利戦の水準を超えていることから、このまま続戦してオープン入りを果たしてしまう手も十分あり得ると思うのですが、陣営の判断は「走ることが判った以上、じっくりと成長を促す」と言うもので、これはこれで1つの考え方だと思います。

ここで気になるのは、3歳をダート路線で確定するのか、芝への転向の可能性を見ているのかです。個人的な印象ですが、陣営はダート路線で当面は結果を出す方針であると想像しており、その場合は特に急ぐ必要が無くなります。

区切りとなる目標は3/25の伏竜S(OP)なので、それまでに1勝をあげることを考えるなら、2月中に1勝クラスを突破すれば間に合うことになります。手堅く進めるなら、リフレッシュ放牧を挟んで2月に2走する想定を置きたいので、2/5の中京・1勝クラス(ダート1800)が実績のある目標として丁度良い感じです。

3.ミスティックロア

チャンピオンヒルズにて育成が続けられています。晩成型の血統であることと、厩舎事情もあって、未だに入厩が果たせずにいる本仔ですが、能力のあるダート専門馬であることを疑わないのであれば、ここで焦る必要は全く無いと思っています。グランデスフィーダ同様、区切りの目標は3/25の伏竜Sになりますが、マイルまで守備範囲に入るならば、5/21の青竜S(OP)からユニコーンS(G3)を目指す選択肢も十分に残されています。

現3歳馬を見ると、アロゲート産駒は2勝目に苦労する傾向がありましたので、緩いままデビューして1つ勝っても次が続かないのであれば、ジックリと鍛える選択肢は決して悪くないと思います。

ちなみに、現3歳馬のアロゲート産駒✕10頭の中で、2勝以上を上げた馬は4頭いますが、最も早く2勝目を上げたのはジュタロウの4月末です。そして、現2歳馬のアロゲート産駒は未だに1頭もデビューしていません。昨年の経験が反映されていると思われます。

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