YGG出資馬の近況 2022/10/13

YGG出資馬の近況 2022/10/13:ラインオブフェイト、ドライスタウト、トレブランシュ、レーヌドゥール、キングスミールの21


1.ラインオフフェイト

10/16のテレビ静岡賞(東京・3勝クラス・ダート1400)への出走が確定しました。10/13、美南Pにて最終追切が行われ、53.5-38.6-12.0(位置7,馬なり)を計時しています。ポリトラックの時計のため、優劣の判断が出来ませんが、前走時の時計と概ね同等の水準は出ています。田島師によれば、「やればまだまだ動ける感じ」とのことから、相当な余力は残していたと考えて良さそうです。

相手関係をみると、特別登録馬された馬の中で明らかに最上位と見えたイグザルトが回避をしたことで、ラインオブフェイトが本命候補の一角に押し出される形となりました。何れにしても、オープン入りへの最大のチャンスが巡って来たことに間違いはありません。鞍上は乗り替わりで岩田康成Jに託されます。ここは是非とも、勝負強い騎乗を見せて欲しいと思います。

2.ドライスタウト

栗東TCに帰厩して、在厩のままジックリと馬体の立て直しが進められています。気のいい馬なので、動かせば時計は出てしまうとのことですが、ここは中身を作ることを優先して、時計を出さずに負荷を掛ける調教が続けられています。10/13、栗東坂で追い切りが行われ、53.7-40.2-26.2-12.9(馬なり余力)を計時しています。

来週からはコースで長目の所を乗りながら、息を作って行く予定とのことで、この結果を見た上で、最終的な復帰戦を決定するとのこと。候補は武蔵野Sと霜月Sの何れかになりますが、距離適性とレースレベルを考慮し、かつ故障明けであることを考えると、陣営としては霜月Sの方を本線と考えている節が見られます。なお、霜月Sに回るケースを考慮して、今週の太秦Sに登録して除外されることで、優先権を首尾よく確保しています。この様に、様々な選択肢を考慮しながら進めて行く陣営のマネージメントには好感が持てます。

3.トレブランシュ

先週の東京・未勝利(芝1400)への出走を予定していましたが、最終追い切りで跛行を発生してしまい、これを回避しています。その後の厩舎での観察と医師の診断によれば、「筋肉の問題でもなく、かつ骨にも異常は見られない」とのことから、右前外側の深管に何らかの炎症が生じている可能性が高い様です。異常個所の特定が出来たことで、ショックウェーブ治療も行われています。

一方で、歩様の乱れは角馬場で運動を行うことで解消される状況で、その時間も日増しに短くなっているとのこと。この感じで回復が進めば、今週末には時計を出せる可能性もあり、その状況を見た上での判断になりますが、来週の競馬に向かう可能性も示唆されています。

4.レーヌドゥール

美浦TC近郊のスピリットファームにて調整が続けられています。相変わらず、気性面をケアしながら乗り込みを続けている状況ですが、漸く15-15の強目がこなせるところまで進んで来ました。現在の馬体重は474Kgで、北海道時代の508Kgからは大幅に絞ることが出来ています。

一方で、問題のゲートに関しては出は悪くないものの、入りをゴネるところがある上に駐立もまだ良くないとのこと。これが本仔の最大の懸念材料であることは間違いなく、本状況は尾関師とも共有されているとのこと。ゲート試験に合格の目途が立つところまでは外厩で進めることになりそうです。

5.キングスミールの21

早々に北海道を離れ、栗東TC近郊のチャンピオンヒルズへの移動を完了しています。北海道時代には474Kgあった馬体重が輸送減りを含めて現在は448Kgまで落ちていますが、状態としては良好な模様。現在はスクーリング程度で乗られている状況ですが、少しづつ調教を進めて行く予定とのこと。

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