10/10昇仙峡特別:ローズボウルは出遅れて10着

10/10、昇仙峡特別(東京・2勝クラス・ダート2100・ハンデ)に愛馬ローズボウルが出走しました。夏の暑い時期をリフレッシュ休暇に充て、今回は復帰戦となる一戦でしたが、内容に全くの見所の無いの競馬で、10着に沈んでしまいました。

今回の馬体重は502Kgで休み前からの増減はありませんでした。最大の問題はスタートで、煽る様なスタートから行き脚が付かず、1角を13番手で侵入する形になりました。林師からは「直ぐに鞍上がリカバリーしてくれました。」とのコメントがされていますが、正直、これはリカバリーの効く状況ではありません。当日は脚抜けの良い重馬場であったことから、先行馬絶対有利の状況に加えて、末脚のキレないローズボウルにとって、この13番手スタートは致命的であり、「既に競馬が終わった」と言っても過言ではありません。

鞍上は砂を被らない外寄りにポジションを取りましたが、2角出口でも12番手。恐らく、この時点で先頭とは1秒近く離されていた様に思います。バックストレートで押し出して前との間隔を詰めましたが、結果を見る限りここで脚を使ったことは早過ぎでした。3角を9番手に押し上げて侵入し、4角出口でも9番手。ここから更に追って伸びる様にも見えたのですが、結局ラスト200で失速。後続にも差されて最後は10着に沈みました。

単純に今回のレースを総括すると、「スタートを失敗して大きく出遅れ。前残りの馬場状況から、中盤で脚を使って追い出したが、最後は脚が上がって大敗。」と言う纏めになると思います。只、着順は別にしても勝馬から1.4秒差と言うのは、ローズボウルにとって明らかに負け過ぎです。Target-JVの補正タイムで見ても本レースのローズボウルのスコアは「87」しか出ていません。これまでのローズボウルならば「96~98」はコンスタントに出しており、今回の時計は「実力に1秒近く及ばないものであった」と言うことになります。

この原因は「中盤で脚を使った結果、最後に脚を使ってガス欠になった。」と考えるのがシンプルですが、併せて調整状況が甘かった疑念が拭えません。3本の追い切りでは全て格下に先着を許しており、いくら「調教で走らない馬」だと言ってもこれは見過ごせない状況です。「長期休養により闘争心を失っていた」とも感じられる状況です。

今回は、前残り馬場に出遅れが加わったことで、それだけで競馬としては終わってしまう状況でしたが、馬自身の出来にも問題があった可能性が否定できません。レース後も脚元に問題はないとのことで、陣営からは3週後の伊勢崎特別(東京・ダート2100)に続戦する方針が示されています。今度こそ「良馬場・外枠・先行ポジション・キックバックを浴びない」の条件が揃うことを祈って、その上でローズボウルの今後を考えたいと思います。

逆に言えば、これらの条件を揃えても結果が出ないのであれば、何らかの作戦的な見直しを真剣に考える必要があると思います。特に、今回のレースは追い切りから競争心に欠ける印象でしたので、1つ使ったことも含めて、次走は多少はカリカリする位まで仕上げてレースに臨んで欲しいと思います。

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