10/10昇仙峡特別:ローズボウルは2枠4番

10/10、昇仙峡特別(東京9R・2勝クラス・ダート2100・ハンデ)に愛馬ローズボウルが出走します。春競馬のラスト2走で外国人騎手を確保するも結果が出せず、夏場を休養に充てたローズボウルですが、満を持して得意の東京・ダート2100にて復帰戦を向かえます。

直近2走の結果が奮わなかったことで、今走は人気を落とすことになりそうですが、出資者の欲目なしでフラットに評価しても、この2走は騎乗内容が本馬に適したものではありませんでした。まず、2走前のレーン騎手騎乗のレースですが、これは1角までを控えた上に、超ロングスパートを仕掛けると言う、ある意味で「これで勝てたら強過ぎる」と言える様な騎乗でした。流石に本馬にそれだけの力は無く、ラストは力尽きて8着に沈んでいます。

前走のルメールJ騎乗のレースは、そこまで酷いものではありませんでしたが、やはり1角の侵入までを抑えたことで内々に閉じ込められて、最後の最後までキックバックを浴びる展開になってしまいました。特に、ラストの直線でのキックバックは酷く、ここで走る気を失くした様に見えました。

デビュー当初から「キックバックを浴びると走らない」と言われた本馬ですが、その後の成長により、この傾向は弱まりつつありました。只、それでもキックバックは出来る限り浴びない形が理想であって、「幾ら浴びてもノープロブレム」と言う話ではありません。この2走については、外国人騎手を起用したことのデメリットとして、この辺りの事前インプットが十分に出来ていなかった可能性が高いように感じています。

陣営はこの辺りを反省したのか、今走は過去5走で手綱を取った武藤Jに鞍上が戻されます。ちなみに、武藤Jの騎乗時の成績は1-2-2-0-0で掲示板を外したことがありません。最もローズボウルの性質を知り尽くした鞍上と言うことが出来るでしょう。今走も内目の4枠を引いてしまいましたが、今回は間違いなく積極的に砂を被らないポジションを取りに行くものと思います。

幸い、今走の相手関係を見ると、明確な逃げ馬が存在せず、先行馬も数頭しかいません。枠番も考えると、本馬が押し出されてハナを切る形になることも十分に考えられます。本当は外側2番手で追走する形がベストなのですが、楽に先手が貰えるのであれば、それはそれで美味しい状況と考えることが出来ます。なお、1つ外枠のミラキュラスライトも先行脚質であることから、この馬とハナを争う形が予想されますが、2頭でやりあってペースを上げる愚行だけは犯さないで欲しいと思います。

ちなみに、直近2走は着を大きく落としていますが、相手関係が相当厳しいメンバであったこともまた事実です。例えば前走の是政特別を見ると、先着を許した6頭の内の3頭が既に2勝クラスを卒業しています。これと比較すると、今回の昇仙峡特別のメンバは確実にレースレベルが落ちています。本来、この時期は力のある3歳馬が怖いのですが、ハンデ戦の今走については、3歳馬が前走比-1Kgの出走であるのに対し、ローズボウルは-2Kg減で乗ることが出来ます。相対的に見れば-1Kgのハンデを貰った格好であり、時計に直せば約0.2秒のアドバンテージを得てると考えています。

現時点の3連単の売れ具合から推測すると、最終的なローズボウルの単オッズは、6人気の10倍前後にまで落ちそうです。正直、この人気は相当美味しい様に思えます。不安要素は追い切り時計が冴えない点ですが、基本的にローズボウルは調教では走りませんので、必ずしもネガティブとは言い切れません。また、湿って時計の出る馬場についても、実はローズボウルは苦手にしていません。陣営は乾いた力の要る馬場の方が良いと考えている様ですが、1勝クラスを勝ち上がったレースも重で時計の出る馬場状態でした。武藤Jが自信をもって乗ってさえくれれば、馬券内の結果は普通に期待して良いと思います。

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