GF出資馬の近況 2020/4/30

1.アメリカンツイスト

先週、帰厩後の最初の追い切りを実施したと思ったら、今週土曜の東京・ダート1300への出走が確定しておりました。恐らく、出走前にトレセンに在厩しなければならないルールの最小日数に近いスケジュールではないかと思います。要するに、「前走直後に放牧に出され、山元で仕上げて即出走」と言う流れであり、厩舎の存在意義は全く無いと考えて良さそうです。これは中舘厩舎が社台Fから信頼されていないと言うことなんでしょうか..?
山元で十分に仕上がって来たので追い切りも不要と言うことなのか、直前の追い切りも美南Wで54.0-39.4-12.5(馬なり)の軽めの内容となっています。

なお、注目の鞍上は北村騎手から武士沢騎手に戻っています。流石に前走で盛大にやらかした鞍上を続戦させる訳にはいかなかったと言うことでしょうか?武士沢騎手もアメリカンツイストには2回騎乗して3着・2着ですから決して成績は悪くないのですが、正直、騎乗内容はもう少し工夫の余地があったと思っています。只、昇級戦の前走が「鞍上が狙いに行って捌き損ねて万事休す」な内容でしたので、今回は普通に乗って何処まで2勝クラスで通用するのか確認したく、そう言う意味では「無難に外を回して末を伸ばす乗り方」をするであろう武士沢騎手に託すのもありかなと思います。

2.スターリーパレード

5/9または5/10の新潟ダート1800への出走を目標に栗東TCにて調整を続けています。4/29、栗東坂で追い切りを実施して、52.8-37.9-24.8-12.6(一杯に追う)の好時計をマークしています。基本的に坂路では時計のでる本馬ではありますが、これを見る限り、休み明けですが十分に仕上がっていると考えて良さそうです。

3.ナショナルアンセム

チェスナットファーム阿見にて調整を続けています。周回コース3200Mを20-18秒ペースで、週1回3F15秒の運動メニューは前回から変わっていません。牧場担当者のコメントによると、「良化の曲線はやや緩やかですが、毛艶も良く体調は良さそうです。」とのこと。次走は最悪でも掲示板を確保する走りが必要ですので、ここまで来たら時間を十分に掛けて万全な仕上げをお願いしたいと思います。恐らく出走はアウトカウントをリセット出来る、5月の末週ではないかと思います。

4.ルヴァンヴェール

ケイツーステーブルにて調整を続けていた本仔ですが、ソエ焼きの治療の効果もあって痛みも緩和された様で、4/29、美浦TCに帰厩しています。竹内師のコメントによると、「ソエの治療効果もあり、症状も落ち着いています。ここから厩舎で追い切りを重ねて、5月24日の東京競馬を目標にしていきます。」とのこと。5/24の東京の番組を見ると、3歳1勝クラスはダート1400になります。個人的にはダート1200は本仔には忙し過ぎ、今回の1400が適性距離ではないかと考えており、この1F延長が良い方向に出ることを期待しています。

5.ローズボウル

社台Fにて育成が続けられています。直近の運動メニューは週3回坂路入りして、内1回は2本の登坂が行われています。牧場担当者のコメントによると、「徐々に2本目も勢いが持続して踏ん張りが効くようになってきました。」とのこと。4/18には坂路で14.4-13.7-13.5の好時計をマークしています。

林師のコメントによると、「今週土曜日の検疫は取れませんでしたが、来週の検疫で入厩させます。」とのこと。…となると、北海道から直接入厩を行うのか、山元TCでワンクッション入れるのか、どの様な計画なのか気になるところです。ここは焦らずに山元でワンクッション入れた方が良い気がするのですが..。

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