3/19中京12R:ルヴァンヴェールは馬場適性の差から惜しい3着

3/19、中京12R・1勝クラス(ダート1200)に愛馬ルヴァンヴェールが出走しました。前走を得意とは言い難い中山ダート1200でも掲示板を確保し、安定したレース振りを見せるルヴァンヴェールですが、続戦となる本走は舞台を中京ダート1200に変更して来ました。右回りより左回り、芝スタートよりダートスタート、ハイスピード展開よりミドルスピード展開、を得手とする本馬にとって、中京ダート1200のコースは理想的な舞台であり、鞍上も続戦の菅原Jが確保されて、勝負気配を感じさせるレースでした。

一方で、誤算となったのが馬場状態。前日からの雨により脚抜けの良い重馬場となり、本馬にとっては嬉しくないハイスピード展開を強いられることになりました。逃げ/先行馬が絶対有利の中京ダート1200で好のスタートを決めると、鞍上は積極的に出してハナを奪いに行きましたが、流石に1枠から好スタートを決めたトランザクトには及ばず、2番手に収まって競馬を進めることになりました。只、トランザクトが逃げること自体は事前の想定の通りで、持ち時計の差から、これを捉えることは容易と考えていました。

この隊列のまま4角を回り、ラスト300M付近から追い出すと、200M地点でトランザクトを捕まえます。正直、この瞬間は「勝った」と思ったのですが、終始インベタで省エネコースを走って来たトランザクトが抵抗します。何よりも脚抜けの良い前の止まらない馬場状態がトランザクトには有利に働きました。

そして、もう1つの想定外が11番のセイレーン。内で閉じ込められていた本馬が進路を確保すると、1頭違う脚色の末脚を繰り出し、最後はトランザクトまで飲み込んで、勝利をさらって行きました。このセイレーンは芝適性の有る馬で、本走がダート替わりの2走目でしたが、これが脚抜けの良いこの日の重馬場にベストマッチして、件の末脚に繋がりました。加えて、-2Kgの減量騎手が上手に馬群を捌けたことも大きかったと思います。

この結果、勝負気配のルヴァンヴェールは時計差無しの3着に敗れましたが、これは上位2頭のツキが大きかったに過ぎません。ルヴァンヴェール自身もTarget-JVの補正タイムで過去最高の「99」を記録しており、これは堂々と次走も勝ち負けを狙える時計です。菅原Jからも、「外枠の馬が競りかけてきたので、息が入らず厳しいレースになりましたが、最後までしっかり走ってくれました。もう少しで勝てるところまで来ています。」とコメントがされています。

一方、竹内師のコメントによれば「優先出走権は取得出来ましたが、休み明けから目一杯走りましたので、ここで一息入れようと思います。体調次第で新潟か東京で復帰させようと思います。」とのことで、リフレッシュを入れる方針が示されています。

基本的に中山ダート1200は本馬には合わないと思っており、中山開催の間を休養に充てることはウエルカムです。新潟ダート1200は芝スタートですから、復帰戦の理想は東京ダート1300か1400で、節も考慮して5/8の東京ダート1300に出られると良いと思います。同時期に中京ダート1200も開催されますが、これは他ブロックのレースとなるため、本馬の出走は難しそうです。

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