12/2中山8R:アメリカンツイストは出遅れて9着

12/2、アメリカンツイストは中山8Rの500万条件(ダート1200)に出走しましたが、痛恨の出遅れで9着に敗れてしまいました。

まずパドックの状況ですが、今走が秋4戦目にも関わらず2Kgの体重増で出てきました。仕上げの状況は良かったと思います。一方で気になったのは課題のイレ込み具合で、今回は終始首を曲げる仕草を続けていました。引き手に逆らうようにも見え、この時点で不安が過りました。

謎の首を曲げる仕草

更に、本馬場入りした際も落ち着きはなく、コースに入るや否や間髪入れずに返し馬に入ってしまいました。

厩務員さんの抑えも効かずに返し馬へ

状態的にイラついていたことは疑いなく、課題のゲートでは伸びあがりかけたところでスタートが切られてしまい、痛恨の出遅れ。想定した最悪の形になってしまいました。

実際、レースの勝負はここで付いてしまったと言えるのですが、自分的には9着と言うのは流石に負けすぎです。そして、その原因は腹を括れなかった騎乗とアメリカンツイストに対する理解の不足にあったと考えています。レースプランとしては先行して番手に着ける形を考えていたと思いますが、アメリカンツイスト自身は脚を溜めれば末脚を使うことも可能です。それが判っていれば、出遅れた時点で腹を括って、後方待機のまま直線に掛けることも可能でした。

実際、最終的に3着に入った11.ガチコは4角までアメリカンツイストと並走しています。違ったのは、4角の入りで内を突いた大野騎手と、外に回した木幡(育)騎手の判断です。基本的にガチコは上り勝負なので、最初からこの形を狙っていたのに対し、末脚を信頼しなかった大野騎手は内を付いた結果、馬群を捌き切ることが出来ませんでした。

ガチコとのポジションの差が…

パトロールビデオを見ていないので、アメリカンツイストに進路が全く無かったかは判らないのですが、失速する先行馬を縫って走るのと、ガチコの様に開いた外を走るのでは加速に違いが出ることは疑いありません。

苦しいアメリカンツイストとスピードに乗るガチコ

上り36.3で2位のガチコに対して、アメリカンツイストも36.7の上りを使えており、これが2頭の着差であり、進路次第でこの差は詰められていた筈です。

結局のところ、今回は予定した武藤騎手に加えて主戦の松岡騎手までが騎乗停止になっていた時点で運に見放されていた様に思います。秋4走をこなしてアメリカンツイストも相当イラついてきている様ですので、ここは一旦放牧してリフレッシュして貰うのが良いと思います。

中舘師の見立ては中山適性があると言うことですので、次走は年明けの中山を目指すのかもしれませんが、自分的には中京のダート1400を狙って欲しいと思います。東京ダート1400よりも先行有利でスタミナ勝負になり易いコースなので、アメリカンツイストには合うものと思います。

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