12/1中京1R:スターリーパレードは行き脚付かず10着

12/1、スターリーパレードは中京1R・未勝利(ダート1800)に出走しましたが、今回も行き脚が付かずに10着と大敗しています。

まず、注目していた馬体重は488Kgで前走+8Kgでした。外厩で530Kgにも緩んだ体はキッチリと絞られており、画面越しのパドックの姿も力強く踏み込めており、状態は良さそうな雰囲気でした。

このレースにあたってのスターリーパレードの課題は「初ダートへの対応」と「スタート直後の追走」の2つでしたが、何れも不安が的中した格好です。最大の問題はスタート直後に行き脚が付かないことで、今回は大外枠からスタートして直後に外側に逃避する様な行動を見せました。
これで最後方に置かれる形となりましたが、鞍上が出鞭を入れて気合を付けたことで、1角では10番手まで進出しました。しかし、外枠から追い上げたことで、コーナーの外々を回らされる恰好になりました。実際、4頭分外を終始回って来ましたので、仮に内埒から5m外目を走ったとすると30mの距離延長であり、時間にして約2秒のロスになります。流石にこれでは勝負になりません。

更に、ダートへの適性についても微妙な感触がありました。これはダートが走り難いと言うことでは無く、砂を嫌がっている様な雰囲気も感じました。ここで気になったのは向こう正面で後方の馬に迫られたシーンで、首を大きく曲げる仕草をしたことでポジションを一度落としています。砂を嫌がった可能性もありますが、スタートで逃避した様に他馬を怖がっている様にも見えました。

もう1つ気になったのが4角の出口です。4角入り口までは9~10番手のポジションでしたが、出口では13番手まで下がっています。画面から消えた間の動きのため、詳細は判らないのですが、外から来たの馬を避けて下がったのではないかと推測しています。

最後の直線はこの馬なりに伸びていますので、真っ当に走ることが出来れば結果は違ってくると思うのですが、明らかに気性面に問題があり、非常に歯がゆい状況です。
スタッフさんに聞いた話では、半兄のジュンスターホースも同様に走らなかったらしく、所属の高柳厩舎も難儀していたとのことでした。ジュンスターホースがどの様に課題を克服したのかまでは情報がありませんでしたが、その後のジュンスターホースは降級を挟んで500万条件を2回勝利しています。スターリーパレードも調教の時計を見る限り力はある筈なので、気性の問題さえ解決できれば結果は出せると思っています。

スターリーパレードの「やる気スイッチ」が何処にあるのか、それが当面の課題となりそうです。取り敢えず、他馬を怖がっている様にも見えましたので、ブリンカーを試用してみたい気がします。

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コメント

  1. SHIM より:

    macKyさん、御無沙汰しております。
    今回のレースを見てスターリーパレードの前途は厳しいものになりそうだと
    かなり不安になっていましたが、今回の記事を見て気性の問題は難しいものの
    原因が分かっていれば対策の立てようもあるだろうと、少し前向きになれました。

    続戦との事ですし、鞍上のコメントを見ると次もダートかと思いますが、
    ブリンカー等の対策をして少しでも前進が見られたら嬉しいです。
    行き脚さえつく様なら逃げても・・・とも思いますが、難しそうですね・・・。

    • macKy より:

      SHIMさん、

      ご無沙汰しております。

      スターリーパレードくんには困ったものです。ぶっちゃけ、かなり不安と言う点では自分も同じです。能力では無くて気性の問題であれば、何らかのキッカケで走り出す可能性もあるわけですが、「確固たる処方箋が無い」と言う点が大いなる問題点です。この辺りの打開は厩舎力に期待するしかありません。

      只、頑強で続けて使えると言う点については、経験をより積ませることも出来ますし、これも一つの能力でしょう。ある意味で、タータちゃんの方が個人的には心配しています..。