田村吉康・桜花

少しは競馬以外にもネタを広げようかと思い、今日は自分の中で競馬とは真逆の趣味である美術品収集の話をします。「自己紹介」の所でも書いている様に、以前からから主に若手の現代アート作家さんの作品のコレクションをしています。..とは言え、最近は諸事情からペースを落として、半年に1点程度の購入に控えているのですが、先週末、今年の上期枠の1点を購入しましたので、ここに紹介したいと思います。


作者 :田村吉康(Yoshiyasu Tamura)
作品 :桜花(Oh-Ka)
制作 :2016
サイズ:39x49cm
媒体 :アクリル、金箔、キャンバス

自分は知らなかったのですが、作者の田村さんは元々は日本の漫画家さんで、「月間少年ジャンプ」誌上で「筆神」と言う作品を連載されていた方です。その後、漫画家の活動と並行して美術作品の制作を開始して、海外のアートフェア等への出展も行い、近年は日本の漫画技術を海外に伝える活動も行っている様です。2018年からはイタリアで新たなマンガプロジェクトを開始するとのこと。現在の活動拠点は海外になります。

本作品で描かれるのは和装の女性であり、日本髪に何故かゼロ戦が乗っています。田村さんの作品の対象は主に女性であり、特に日本髪に本作の様な不思議なオブジェが存在する物が多数みつかります。さらに作品のモデルは日本人では無く、海外の女性であり、よく見ると左右の瞳の色が違う金銀妖瞳(ヘテロクロミア)であることが分かります。(個人的にはヘテロクロミアと聞くと、銀河英雄伝説のロイエンタール提督を連想してしまうのですが..。😅)

田村さんの作品は人気があり、更に海外にも流れてしまうので入手は難しいと思ったのですが、今回は縁あって入手することが出来ました。話を聞くに、本作品は頭上にゼロ戦があるが故に海外への出展は控えられていたらしく、そのお陰もあって自分の元に回ってくる機会が得られたことは、ラッキーだったと思います。

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