4/7中山6R:ソウルアンドジャズは初ダートも噛み合わず13着

4/7、中山6R・3歳1勝クラス(ダート1800)に愛馬ソウルアンドジャズが出走しました。混相が初のダート替わりで、トラック適性の問われるレースでしたが、それ以前に噛み合わない部分が大きく、結果は13着となりました。

中1週で迎えた今走の馬体重は-4kg減った498kg。パドックを周回する姿は煩い所を見せていましたが、これは前走が大人し過ぎた印象でしたので、本来の状態に戻った様に見えました。

兎にも角にもこのレースの課題は本馬のダート適性の見極めでしたが、結果的にその目的を十分に果たすことは出来ませんでした。まず、スタートが伸びあがる感じになって僅かに出遅れます。乗り代わり騎乗の団野Jは押し出してポジションを取りに行きますが外から2頭にカットされて7番手で1角に進入します。

恐らく鞍上には武井師からキックバックを避ける指示が出されていたと思われ、無理に脚を使ってポジションを取りに行った印象ですが、結果的に行き切ることが出来ず、内埒から4頭目を大きく距離ロスして回る格好になりました。只、それなりに加速は出来ていましたので、ダートで全く進んで行かないタイプの脚質ではなかったと思います。

1角~2角を回る間に4番手に上り、バックストレートでは掛かり気味に前を追って行きました。この辺り、鞍上は手綱を引いている様にも見えますので、ダートでも行きっぷりは悪く無かったと思います。

しかし、3角手前からポジションをズルズルと下げてしまいます。テレビ中継が画面ではこの部分の詳細が映されておらず、てっきりスピードが上がった局面に対応出来なかったものと思いました。しかしパトロールビデオを確認すると、外から勝馬のカシマエスパーダにボックスされ、前に馬を置く形になった所がポイントであることが判ります。恐らくは「キックバックを浴びたことで、馬が走る気を失くした。」と言うことでしょう。「揉まれると弱い」と言われるブリックスアンドモルタル産駒の特徴が出たとも解釈できます。

この辺りについて、団野Jからも「3コーナーで馬の後ろに付けた時に、キックバックを気にしてフワフワとした走りになり、前に進まなくなりました。」のコメントが出されており、そう言う理解で間違いないと思います。

レースはこのままズルズルとポジションを落とし、見所の無いまま13着に終わりました。敗因は大きく分けて、「スタートで脚を使った」、「1角~2角の距離ロス」、「3角から揉まれてキックバックを浴びた」、の3つであると考えられます。正直、最初の2つがキックバックを避けるための対応であったとすれば、3角~4角も勝馬のカシマエスパーダが取った外を回すラインを取って欲しいところでした。

「ダート適性」については、(キックバックに慣らす必要はありますが)脚質的には十分対応出来る様に感じました。芝と比較してダートが上かは不明ですが、少なくとも本走の結果を以てダート路線を捨てる必要は無いと思います。

今後の路線について武井師からのコメントは出ていませんが、一旦、放牧に出して立て直す方針が示されています。個人的にはダート路線をもう少し継続して欲しいのですが、その為にはキックバックに慣らす調教を行うことが前提です。

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