1/8招福S:ローズボウルは昇級戦にも目途の3着

1/8、中山10R・招福S(3勝クラス・ダート1800)に愛馬ローズボウルが出走しました。前走で凡そ2年ぶりの勝利を上げ、続戦で臨んだ昇級戦でしたがここでも内容のある競馬を展開して見事3着に入る健闘を見せてくれました。

レースは5番枠からベストのスタートでは無かったこともあり、鞍上の石川Jは全くポジションを取る気配を見せず、離れた後方15番手に位置取ります。この辺りについて、石川Jからは「本馬の状態の良いことを感じ取り、自分のペースで走らせることを考えた」旨のコメントが出されています。

後方のまま1角~2角を省エネコースで回り、バックストレートでジワジワと距離を詰めますが3角ではまだ15番手で我慢。ラスト3Fから進出を開始し、4角は外を回して直線を向きます。この時点でも11番手付近にいたローズボウルですが、直線で末脚を爆発させると、坂で止まる先行集団をまとめて抜き去りに掛かります。

最終的には2頭を捉え切れず、0.1秒差の3着でしたが、4角出口で軽い不利を受けたこともあり、あれが無ければ頭まであったかもしれません。時計的には決して速いものではありませんが、これはこの時期の重たい中山の砂の特質であり、言い換えればスタミナ勝負に強いローズボウルの本領を発揮したレースであったと思います。

個人的には本レースの結果を以て現級でも(少なくとも中山であれば)互角に戦える目途が立ったと考えています。確かに、このレースはハンデ戦であり、ローズボウル自身もその恩恵を受けていますが、林師が「ハンデが56kgと意外に背負わされた」とコメントされた通り、決して過大なハンデではありません。自己条件でも十分に戦えると考えて問題ない筈です。

このレースを見ても、冬の中山がローズボウルにとってベストなコース環境であることに疑いは無く、林師からも続戦の方針が早々に示されています。具体的には、脚元に問題の無いことを前提に中1週でアレキサンドライトSに向かうとのことで、その際には鞍上に石川Jを必ず確保して欲しいと思います。

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