DMM出資馬の近況 2023/12/13：グランベルナデット、ミスティックロア、グランデスフィーダ、シンハナーダ、スマイルコレクター
１．グランベルナデット
12/24のサンタクロースＳ（阪神・３勝クラス・芝2000）への出走を目標に、美浦TCにて調整が行われています。12/14、美南Ｗで１週前追い切りを実施して81.0-65.8-50.8-36.5-11.7（位置７,Ｇ前仕掛け）を計時しています。4F～6Fの時計は自己ベストで、併せ馬でも先着を果たしていることから内容は良い様に思えるのですが、陣営のコメントが案外と渋い感じです。大竹師のコメントによれば「まだ戦闘モードではなく促さないと前に進まない感じでした。もう少し気持ちを乗せる必要がありそうです。」とのことで、これは本馬の目標レベルが高いことの裏返しかもしれません。
阪神への輸送を考えると、直前追い切りは軽めに抑えるのが常道ですが、もう少し攻めた調教も検討されている模様です。なお、鞍上は鮫島克駿Ｊに乗り代わりになるとのこと。
２．ミスティックロア
チャンピオンヒルズにて放牧中。当初予定の12/16の出走は馬房の都合で見送られています。改めて、目標レースを12/28の中山・立志賞（２勝クラス・ダート1800）とする方針が示されており、12/14に栗東TCに帰厩する予定です。また、鞍上は坂井瑠星Ｊに乗り替わりとのこと。相当乗り難し馬であることから、厩舎所属の坂井Ｊに調教から跨って貰い、手の内に入れて貰えれば理想的だと思います。
３・グランデスフィーダ
両前膝の骨片除去手術を経て、湖南馬事センターにて療養が続けられています。引き続き舎飼いの状況は変わりませんが、煩い所は出ていないとのこと。年内は安静が続けられる模様です。
４．シンハナーダ
ノーザンＦ天栄にて放牧中が続けられています。前週から軽めの乗り込みが再開されたところで、再び歩様に出てしまいました。牧場スタッフのコメントによれば「乗り出して2日目までは良かったのですが、3日目に歩様が悪くなりました。」とのことで、現在はTMで角度を付けた常歩のみ行われています。骨瘤でこれだけ長引くのもレアケースですが、何れ時間が解決する問題なので、ここは待つよりありません。
５．スマイルコレクター
山元TCにて放牧中です。動画を見ても毛艶が悪く、冬毛も出ていて状態は芳しくありません。テンションも相当高そうなので、もう少しリフレッシュさせる必要がありそうです。坂路の走りも「上に跳んでしまって進まない感じ」とのことで、フォームの立て直しも併せて行って欲しいと思います。
トレセンに長く置くと気性的に難しいそうな状況から、外厩でシッカリと仕上げて在厩期間を短くする管理が考えられている模様で、続戦は出来ませんが個人的には良い施策になると思います。なお、1/20の目標レースは白紙に戻すとのこと。