10/9昇仙峡特別:ローズボウルは出遅れも末脚を伸ばして6着

10/9、東京9R・昇仙峡特別(2勝クラス・ダート2100)に愛馬ローズボウルが出走しました。休み明けの前走を9着に敗れたことで、加齢と伴に競争馬に必要な闘争心の失われた可能性の懸念された本馬でしたが、内容的に見所のある競馬を見せてくれたことで、引き続き戦えるところを確認することが出来ました。

今走の馬体重は-6kg減った504kg。年齢を経て馬体重が大きく変化することは無くなりました。そして問題のスタート。テレビでは良く判らないのですが、伸びあがる様な、後ろ脚を滑らせた様な、感じのスタートとなり完全に出遅れてしまいました。

内枠5番であったことから、この出遅れは致命的であり、結局最後方まで下げざるを得ませんでした。そこから鞍上の武藤Jは作戦を切り替えて、ロスの無い最短距離で脚を溜めて末脚に賭けましたが、脚抜けの良い不良馬場では前は止まらず、36.3秒の最速の上りを繰り出すも、掲示板にも及ばない6着までとなりました。

内容的にはスタートで終わった競馬であり、その出遅れの責任を鞍上に求めるのは流石に無理でしょう。また、開き直って最後方から末脚に賭ける選択をしたことも、間違っていないと思います。只、残念なことは、無用に後方に下げ過ぎたことと、仕掛けのタイミングが遅かったこと。乗り方に拠っては、掲示板を確保することは出来たと思います。

一方で、今回の末脚を見る限り、「ローズボウルの燃え尽き症候群の可能性は否定された」と考えて良さそうです。昨秋の競馬が不振であったことから、今秋の競馬にも不安があったのですが、どうやら杞憂に終わったと考えて良さそうです。

能力的に現級で勝ち負け出来るところは間違いありませんから、あと少しの運が欲しい所ですし、もう少し能力の高い鞍上を確保して欲しい気持ちはあります。正直、年間5勝の武藤Jを本馬の主戦に据えるのは無理があります。何としても、次走には春競馬で結果を出してくれた石川Jに戻して欲しいと思います。

レース後の林師からは「一旦リフレッシュ放牧を挟みたいと思います。冬の中山開催は馬場が重くなるので、ローズホウルの脚質にはフィットすると思います。」のコメントがされており、12月の中山開催での復帰となりそうです。

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