4/29新潟6R:ジェルアズギフトは失速せず走破して10着

4/29、新潟6R・未勝利(芝1000直)にて、愛馬ジュエルアズギフトが遅いデビューを果たしました。入厩時期が遅れた上に、追い切りでは時計が出ず、更にはフレグモーネを発症するなど順調とは程度遠い育成過程を経た本仔ですが、何とかデビュー戦を迎えることが出来ました。..とは言え、直前のコース追いでも69.8-55.6-40.3-26.4-14.3と息が上がって失速する状況は変わらず、正直なところ記念出走も覚悟する状況でした。

この日の馬体重は478Kg。パドックの馬っぷりは出走馬の中でも良く見えましたが、一方で明らかに馬体が緩く、この期に及んで調教が積み切れていない状況は明らかでした。今走で1000直を選んだことも、陣営が長い距離ではスタミナが持たないと判断したと想像しています。

既走馬に混じってのデビュー戦でしたが、スタートは遅れることなく切ることが出来ましたが、如何せん二の脚が続きません。この辺りは能力と言うよりは経験の差であったと思います。
そのままズルズルとポジションを下げてしまい、集団から離された最後方を2頭で併走する状況。さらに、ラスト400Mでは最下位に落ちてしまい、「やはり覚悟した通りの結果になったか..」と思ったところで、突然馬が加速を開始。ラスト200から一気に前方の6頭を抜き去って、最終的には10着と言う結果になりました。

鞍上は終始鞭を入れて促し続けていましたので、如何してラスト2Fから加速を開始したのか、全く以て不明です。只、明らかな事実はラスト3Fを33.6の3位タイの時計で上がったと言うこと。恐らく、ラスト2Fは更に早いラップだった筈です。

新潟1000直のラストは下り坂になるので、単純な評価は危ないのですが、3Fが33.6ならば平均ラップは11.2であり、これは追い切りの時計とは次元の異なる数字です。前半で脚を貯めた結果とは言え、33秒台で上がる脚があるのならば、条件と展開次第でもう少し競馬に出来る気がします。

陣営は引き続き短距離を使う模様ですが、「超スローペースから上りだけで勝負する展開」の期待出来る、距離の長いコースを選ぶ選択肢もあるのではと思います。レース後の牧浦師のコメントに依れば「短い距離を使うには少し間隔を空ける必要があると思うので、いったん放牧を挟んで調整します。」とのことですが、日曜日の京都芝1400は中1週で出走が出来ており、必ずしも節が必要な状況ではありません。

この辺り、最初から放牧を前提に考えていることが明らかで、正直、大切にされていないことが透けて見えてしまい残念です..。

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