2/11東京12R:ルヴァンヴェールは積極策も失速して15着

2/11、東京12R・2勝クラス(ダート1600)に愛馬ルヴァンヴェールが出走しました。2勝クラスに昇級して以来2桁着順を続けていることから、陣営は進退の問われるこのレースを「400Mの距離延長」と言う大幅な条件変更で勝負して来ました。

今走の馬体重は-8Kg減らして496Kg。パドックで最後尾を遅れがちに周回する姿は、「本馬にしては落ち着きがある」と言うよりも、自分には覇気の無い印象を受けました。

鞍上には本馬と相性の良い石川Jが手配されましたが、パドックでは騎乗することなく、何時もの様に先入れで馬場入場を行い来ました。

本馬場に入ると時間を掛けて周りを眺めさせることもなく、直ぐに返し馬に入って行きました。

レースは大外枠から絶妙のスタートを決めると、短距離戦で培った先行力を発揮して、楽にハナを奪うことが出来ました。揉まれ弱い本馬としては、距離延長の最大のメリットは先行策が容易に取れることですから、この展開は陣営が狙った通りであったと思います。また、「条件変わりで一発を狙う」と言う意味でも、積極的な作戦は筋が通るものでした。

そのまま後続を引き離すと、3角~4角を軽快に先頭をキープして回ります。しかし、ラスト400M付近から脚色が明らかに鈍り、後続馬に交わされると、あとは集中力も切れて失速をしてしまい、最終着順は15着となりました。

本レースを端的に評すれば「積極的に逃げるも、最後は脚が上がって失速した」と言うことになりますが、距離延長に活路を求めたルヴァンヴェールにとって、これしか戦い方は無かった様に思います。

正直な感想として、今回のレースを見て「協議」の2文字が脳裏に浮かんでいましたが、クラブからの発表は「南関競馬への転出を含めて検討」でした。
これは何よりの朗報で、南関であれば少なくとも飼葉代を稼ぐことは可能ですし、降級制度の有る地方ならば、勝利の可能性もあると思います。何より、故障知らずの頑強な馬体を有するルヴァンヴェールにとって、節を気にせず出走のできる地方競馬は最適な環境かもしれません。

空けて6歳になったルヴァンヴェールですが、ダート馬としては「もう一花咲かせることも十分に可能」な年齢です。デビュー以来26戦も出走し、楽しませてくれて本当にありがとうございました。南関でも元気な姿を見せてくれることを願っています。

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