12/10中山12R:アレグロモデラートは見所の無い17着

12/10、中山12R・2勝クラス(芝2000牝)に愛馬アレグロモデラートが出走しました。8ヶ月振りとなる昇級戦を勝利して、3連勝を掛けて臨むレースでしたが、結果は想定外の17着に敗れてしまいました。

今回の馬体重は+6Kg増加して490Kg。前走が余裕残しの+14Kgの出走でしたので、今回は絞って来るものと想像しており、正直、このプラス体重は意外でした。この中間で、思った様に調教が積めなかったのか、気になる所ではありました。

プラス体重で出て来たこともあってなのか、パドックを周回する姿は特にカリカリしたところは見られませんでした。小足を使って歩いており、必ずしも落ち着いた周回ではありませんでしたが、特に怪しい雰囲気はありませんでした。

これに対し、明らかな異常を見せたのが馬場入り直後。暴れるような素振りを見せながら、早々に返し馬に入って行きました。周囲を眺めさせて落ち着かせる様な余裕は全くありませんでした。

この時は、「最後の馬場入りから先行する他馬を見て行きたがった」ものと解釈していたのですが、状況は遥かに危うかった模様です。

レースに入って、明らかな違和感を感じたのはスタートから1角までの走りでした。まず、伸びあがる様なスタートから一拍出遅れ、それでも何時もの二の脚を使えば、400Mの長い直線を含めて「先行集団には取り付ける」と見ていましたが、一向に進んで行きません。
本レースの1Fのラップは12.5で、これは2走前の同条件と比べても0.5秒遅いものでしたが、それでも2列目に取り付けられない状況は、最初から本来の走りが出来ていなかったことを示しています。

結局、1角を11番手で侵入すると、2角もそのまま回り、バックストレートで追い出されると7番手までポジションを上げました。しかし、3角を回った所では既に手応えが怪しく、4角出口では10番手に後退。直線では既に余力がなく、特に追われることもなく、17番手で流すようにゴール板を通過して行きました。

正直、ここまでの大敗は全く想定しておらず、レース直後は馬体の故障を心配する状況でしたが、公式サイトの発表では、敗因はメンタルにあったとのこと。

武井師のコメントによれば「パドックから地下馬道までは落ち着きもあったのですが、鞍上が跨がってから急にスイッチが入ってしまったそうです。」とのこと。確かに、返し馬は明らかに異常を感じましたので、結局、落ち着かせることの出来ないまま、レースが開始されてしまった模様です。
一方、横山武史Jからは「道中も中々進んで行かず、促してからの反応もありませんでした。今日はメンタル面の問題だと思います。」のコメントがされています。

過去5走では、折り合いに課題のある旨の情報がありましたが、ここまでの気の悪さを見せたことはなく、今走の結果は正直言ってショックでした。強いて言えば、馬体の故障では無かったことが不幸中の幸いであり、ここまでの異常は一過性の事象であったと考えたいところです。

今後の予定については白紙の状況ですが、先ずは心身共にリフレッシュが必要であると思われます。当面は詰めて使うことを諦めて、「きっちり仕上げて1戦使い、リフレッシュを入れる」感じの、一戦必勝の様なローテーションが必要になるのかもしれません。

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