10/22、東京4R・未勝利（芝1400）に愛馬トレブランシュが出走します。
中山・芝1600で迎えたデビュー戦を、不利な大外枠から飛び出して先手を取り切り、勝利まであと一歩の２着に敗れたトレブランシュですが、満を持しての２戦目に臨みます。実際は２週前の同条件での出走が予定されていましたが、最終追い切り後に跛行を発生してしまい、これを回避。様子見を続けた結果、大事には至らず、今回の出走となりました。
結果論になりますが、この２週間のスライドは本馬には良かった様に思います。当初のレースは降雨の重馬場となり、軽量の本馬には不向きな状態でしたし、相手関係も骨っぽい面子が揃っていました。これに対し、今回のレースは前走馬券内が本馬を含めて３頭しかおらず、確実に楽なメンバ構成になりました。実際、現時点で本馬が１人気に推されており、恐らくは最後までキープすると思います。
ここで、本レースのポイントは「トレブランシュがどのポジションで競馬をするのか？」になると思います。前走はロケットスタートから逃げを打ちましたが、あれは大外枠であったが故の止む無い選択でもありました。今回は手頃な６番枠ですので、無理に逃げる必要性はありません。
上位人気を見ると、３連単の売れ行きから最終的な２人気はトーセンローリエになると思われます。このトーセンローリエも前走の新馬戦で先行策を取っており、トレブランシュの１つ内枠であることを踏まえると、こちらが逃げてトレブランシュが外側２番手を追走する形が考えられます。只、トーセンローリエの前走は重たい洋芝での好走であり、「良馬場の東京で同じ走りが出来るか？」と言うと疑問が残ります。
この辺りの作戦は鞍上の判断に委ねるより無さそうですが、個人的にはトレブランシュが今回のレースも逃げる様な気がしています。その根拠の１つが東京・芝1400のコース形態です。このコースはスタート直後に登坂があるため、「テンのスピードが上がり難い」と言う特徴があります。その分、前走1200から距離延長で臨戦して来る短距離馬とも互角の先行争いが出来るものと見ています。
加えて、本馬の坂路追いの時計を見ると、登坂を得意としている可能性を感じます。スタートが上手であることも含め、無理に相手に合わせて長所を殺してしまうよりも、楽に行けるならば逃げてしまって、その上でペースを落とす方が得策である様に思います。