10/16テレビ静岡賞:ラインオブフェイトは直線失速して9着

10/16、テレビ静岡賞(東京・3勝クラス・ダート1400)に愛馬ラインオブフェイトが出走しました。夏期の約4カ月を休養に充て、復帰戦となるレースでしたが、直線失速して9着に沈んでしまいました。

このレースの最大のポイントは本馬の仕上がり状態にあったと思います。本レースの馬体重は482Kgで、前走から+20Kgの増加でした。今回は休み明けなので、膨らんで出て来ることは基本的に評価出来るのですが、流石にこの+20Kgは行き過ぎであったと思います。本馬のベスト体重は2勝クラスを勝利した当時の460Kgであったと考えて間違いなく、ここからの+20Kgは、成長分と説明するには無理があります。

パドックを周回する際も、厩務員さんに甘える様な仕草が目立ち、馬体も決して締まっては見えませんでした。

そして、もう1つのポイントが1番枠を引いたこと。揉まれ弱く、砂を被るのを嫌う本馬としては正に最悪と言える枠番であり、作戦上の選択肢はスタートから飛び出して先手を取るよりありません。実際、鞍上の岩田康成Jは好スタートを決めると躊躇なく押し出して、2番手のポジションを確保しました。外枠から先手を主張したメイショウピューマを先に行かせて、その外側2番手のポジションを確保したことは、位置取りとして理想的であったと思います。

只、更に外からオーマイガイに突っつかれ、3頭併せの真ん中の様な形になったことは計算外でした。「揉まれる」までは行きませんでしたが、息の入らない展開は、休み明けの本馬には堪えたものと思われます。

結局、3角~4角は2番手のまま回り、直線で抜け出す展開を期待しましたが。併せた2頭が止まらない一方で、本馬はラスト200で脚が上がってしまい、ズルズルと後退してしまいました。Target-JVの補正タイムでみても、本レースの勝馬の時計が「97」ですので、これは決してラインオブフェイトが戦えない時計ではありません。結果を見る限り、「ラインオブフェイトが自身の力を発揮できなかった」と総括するよりありません。

そして、この力を出し切れなかった原因が「1番枠から止む無く脚を使ってポジションを取らざるを得なかったこと」であり、その後で「息を入れることが出来なかったこと」にあります。一方で、脚が上がってしまったことから、着差を議論すること自体に意味は無いと思いますが、それでも先行馬3頭のなかで1頭だけ置いて行かれたことの遠因は、仕上がりの甘さにあったと思います。なお、騎乗内容についてはベストと言える物であったと考えています。

レース後の田島師のコメントに依れば「詰めて使うと良くないタイプなので、中3週以上は空けたいと思いますが、状態面に問題なければ続戦して使って行きたいと思います。」とのこと。結果を見る限り、今回のレースは「叩き」と考えるより救いがありませんので、ここは休みを入れずに続戦すべき所でしょう。流石に次は絞れた体と適度な闘争心でレースに臨めるものと思います。

具体的な予定には言及されていませんが、今回と同条件のレースが、11/13の銀嶺Sまたは11/26のシャングリラSの2番組ありますので、この辺りが良い目標になると思います。特に、銀嶺Sは間3週に当たりますので、ここが丁度良い目標になると思います。

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