YGG出資馬の近況 2022/10/19

YGG出資馬の近況 2022/10/19:ラインオブフェイト、ドライスタウト、トレブランシュ


1.ラインオブフェイト

10/16、テレビ静岡賞(東京・3勝クラス・ダート1400)に出走。1番枠を引いたことから積極的にポジションを取りに行く競馬を選択しましたが、最後は脚が止まってしまい、9着に終わる結果となりました。

田島師のコメントに依れば、レース後も脚元に問題は生じておらず、レースを使ったなりの疲労が出ている程度とのこと。この状況を受けて、11/13の銀嶺S(東京・3勝クラス・ダート1400)を目標に続戦の方針が示されました。4週間後の競馬になりますが、田島師からは「2週間くらいは追い切りをせずに、次走にあわせて調整して行きます。」のコメントが出ています。これは気性面を最もケアする対応を意味していますが、前走の競馬が+20Kgで状態に甘さを感じたことから、1つ競馬を使った分を含めて、もう少し絞ることも考えて欲しい気がします。

2.ドライスタウト

栗東TCに在厩のまま、じっくりと時間を掛けての調整が続けられています。10/16、栗CWにて追い切りを実施して、87.1-70.5-55.1-39.8-11.9(位置8,馬なり余力)を計時しています。これまでの追い切りでは、時計を出さずに負荷を掛ける形で調整が行われていましたが、今回は併せ馬でラストが11秒台に入っています。馬なりで楽に11秒台を出してしまう辺りに、「走らそうとすれば勝手に走ってしまう」と評される能力の片鱗が見える気がします。

牧浦師のコメントによれば「先週までは長めに行くとまだ物足りなかったですが、だいぶ脚取りもしっかりしてきて良くなってきました。来週からは更に負荷をかけていきたいと思います。」とのこと。最終的な目標レースが確定していませんが、武蔵野Sに臨むのであれば、追い切り本数は残すところ3本になります。来週が2週前の追い切りになりますので、ここである程度の時計を出して見て、出走を判断することになりそうです。

3.トレブランシュ

10/8の出走予定を跛行により回避し、在厩のまま経過観察をされてきた本馬でしたが、幸いなことに状態が回復傾向にあることから、10/15に状態を把握するための追い切りが行われました。脚に負担を掛けない坂路コースを舞台に、稲垣師自身が直接跨って追切を実施し、52.8-38.1-24.6-12.4(馬なり余力)を計時しています。追い切り後も跛行の再発は起きておらず、一歩前進と言える状況です。

ここで目を見張るのが4ハロン52.8の時計です。稲垣師自身は脚元の状態を測るために抑え気味に乗った筈なのですが、結果的にこの日の一番時計を叩き出してしまいました。さらに当該週全体で見てもトップ10に入る好時計です。調教師が馬なりで乗ってこの時計が出せてしまうと言うのは、相当な坂路適性があると考えて良さそうです。

続いて、最終チェックを目的に10/15に再び美南坂で追い切りを実施して、56.1-40.5-26.3-12.7(強めに追う)を計時しました。今回も手綱は稲垣師自身が取っており、前回よりも抑えたラップを刻んでいますが、それでもラストを12秒台で上がっています。稲垣師のコメントによれば「この後の歩様に異常がなければですが、土曜日の1400芝に向かいたいと思います。」とのことで、鞍上には継続騎乗の津村Jが確保されています。ここまで来たら、無事に出走できることを祈りたいと思います。

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