3/7中山6R:ルヴァンヴェールは末を伸ばすも6着まで

3/7、愛馬ルヴァンヴェールが中山6R・3歳1勝クラス(ダート1200)に出走しました。控えて末脚に掛ける競馬を仕掛けましたが、惜しくも届かずの6着となりました。

前走の未勝利戦を積極的な競馬で勝ち上がったルヴァンヴェールですが、昇級戦となる今走は100M短縮して中山ダート1200に出走して来ました。中2週での続戦となり、中間の追切は軽目の内容に控えられましたが、馬体重は-4Kgの478Kgで出てきました。コロナウイルス対策で無観客レースとなり、パドックが何時もと違う雰囲気だったこともあってか、周回する姿は少し気迫に掛ける印象を受けました。

「他馬を怖がる傾向がある」と言われるルヴァンヴェールですが、スタートはまずまずきれいに切ることが出来ました。しかし、ここから前走の様にポジションは取りに行かず、後方13番手からの競馬になりました。

この辺りについて、巷の掲示板では「芝スタートに適性が無く、ダッシュに欠けた」と言う意見が散見されるのですが、自分の見立ては「芝が全くダメと言うことでは無く、昇級戦のペースに慣れずに追走に苦心した」と言うことであったと思います。..と言うのも、デビュー3戦目の同コースのレースでは大外枠から3番手のポジションを確保しています。未勝利戦であったことを割り引いても、「芝に全く適性が無い」と言うことではないと思います。

また、竹内師のコメントに拠れば「このレースは先行したい馬が多く揃っていたので、武藤騎手には出たなりの競馬をするように伝えていました。」とのことなので、後方からの競馬は作戦の範疇であったことになります。

レースはこのまま12番手で4角を回り、直線で外に持ち出されると、上がり3位の37.4秒の末脚で追い込みましたが、2着に0.1秒届かず6着までとなりました。勝馬との差は大きいものがありましたが、その他の馬との差は見られず、現級で戦える目途の立つレースになったと思います。

一方で、2着との0.1秒の差はテンの走りの問題と言うよりは、4角の回り方が大きかったと考えています。余りにも大外を回し過ぎた分だけロスが大きく、ここを上手くこなせていれば2着は十分にあったと思います。只、4角を有利に回る為に、仕掛けを早めていたらラストが持ちませんでしたし、遅らせていたらやはり差し届かなかったと思います。そう言う意味では展開が嵌らなかったと言うか、「もう少しペースが速ければ良かった」と言うことだろうと思います。

結果論にもなりますが、個人的に竹内師が「ポジションに拘らずに出たなりの競馬を指示したこと」については好感をもって捉えています。調教師の中には(誰とは言いませんが)全く展開を考えずにレースを選択し、指示もまともに出さない方が居りますが、その点で、展開を考えて策を授ける姿は高く評価したいところです。つまるところ、調教師に求められるのは「僅かに足りない馬を如何にして勝たせるか」であり、その為にあらゆる施策を考えることこそが厩舎力であると思っています。

最後に次走の予定ですが、続けて使ったこともあり、ここは一旦放牧に出されるものと思います。その上で、自分的には東京のダート1400を次走に選択して欲しいと思います。自分が思うに、本仔に1200は忙しすぎると思いますし、1300でも短い様に感じます。何れにしても、1つ勝って余裕は出来ましたので、今は焦ることなく色々と試してみて、1勝クラスを勝ち上がるだけの地力を蓄えて行って貰えれば良いと思います。

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