YGG出資馬の近況 2022/9/8

1.ラインオブフェイト

セグチレーシングSにて放牧を続けています。運動メニューは引き続き1800-2400のキャンターで変わりはありません。中山開催中に戻すと言う話からすれば、もう少し加速していって良い気がします。入厩してから「緩い」と言われる流れは勘弁して欲しい所です。

2.ドライスタウト

チャンピオンヒルズに移動して調教を開始しています。現在の運動メニューは周回コース3000Mを乗られており、馬体の問題は出ていない模様です。一方で、牧場スタッフによれば、まだ緩さが相当残っている模様で、「早期入厩して厩舎で時間を掛けて仕上げた方が良いのではないか」とコメントされています。穿った見方かもしれませんが、6月に入厩した際に、厩舎サイドからチャンピオンヒルズの仕上げの甘さを指摘した経緯がありましたので、その反動の様な気がしないでもありません。

3.トレブランシュ

9/11の中山5R・新馬戦(芝1600)への出走が確定しました。9/7、美南Wにて津村Jを背に最終追切を実施して、85.8 – 69.0 – 54.1 – 39.4 – 12.4(位置6,馬なり)を計時しています。馬格の小さい点を考慮して、強めの追い切りは控えて全て馬なりで上がって来た本仔ですが、5本の追い切りで一度も先着を許していません。恐らくは相当な余裕を以て、追い切りをこなしている様に思われます。

この辺りについて、当日の手綱を取る津村Jも好感触を得た模様で、「まだスッと動けるくらいの余力がある中で追い切りを終えられたので、競馬の方も初戦から動けるだけの体になってる」旨のコメントをされています。また、津村Jは本仔の半兄サザンナイツに騎乗して、先週勝利を収めていますが、その兄と比較して、気性的に素直で乗りやすいとのことでした。気性面で問題の無いオルフェーヴル産駒と言うのは、それだけで評価が上がると思います。

4.レーヌドゥール

9/3、美浦近郊のスピリットファームへの移動を完了しています。個人的にスピリットファームに出資馬が入るのは初めてでしたが、尾関厩舎が常用する外厩の1つの様です。

輸送時はピリピリするところがあったとのことですが、当日の飼葉を食べられており、翌日には環境にも慣れつつあるとのこと。同じオルフェーヴル産駒でもトレブランシュとは気性が真逆の本仔ですので、先ずは無難に調整が進められることを願っています。

5.キングスミールの2021

北海道のチャンピオンヒルズファームにて育成中でが、チャンピオンヒルズファームの生産馬は9月中にチャンピオンヒルズに移動して育成を進める方針とのこと。昨年はDMMのグランデスフィーダが10月にチャンピオンヒルズ入りしており、これが世代のトップバッターでしたが、今年はこれを上回るペースで進める模様です。「冬季の乗り込みが難しい北海道でトレーニングを続けるよりも、輸送リスクを負ってでも早期に内地へ移動してしまう」と言う方策は、今後のトレンドになるのかもしれません。

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