GF出資馬の近況 2022/9/8

1.ローズボウル

8/31、社台Fから山元TCに移動。ワンクッションを入れて、9/9には美浦TCに帰厩することになりました。目標レースは10/10の昇仙峡特別(東京・ダート2100・ハンデ)とすることが示されており、ここから約一か月間、在厩で仕上げて行くことになります。

林師のコメントによれば「この2戦結果が出ていませんので、リベンジ出来るようトレセンで負荷を掛けていきます。」とのことで、春に結果の出せなかったことを陣営としても悔しく感じていることが伺われます。外厩に任せず、厩舎で仕上げる方針には好感を覚えます。

2.ルヴァンヴェール

9/10の中京・2勝クラス(ダート1200)への出走が確定しています。9/7、美南Wで最終追い切りを実施して、67.7-51.7-37.7-11.9(強めに追う)を計時しています。従来の坂路一辺倒の調整から、今回はウッドコースに切り替えて追い切りが行われていますが、全体時計もラップ構成も目を引く時計が出ていると思います。

昇級戦となる今走は、厳しいメンバが揃っていますが、本馬の仕上がり状況も良さそうなので、何とか食らいついて現級でも戦えるところを示して欲しいと思います。ここで、鞍上には手の合っていた菅原明良Jが確保されましたので、積極的に先行するレースを見せてくれることを期待しています。

3.ダイヤモンドフジ

9/3、小倉3R・未勝利(芝1200)に出走し、勝ち上がりの最後の椅子を目指しましたが、滑る馬場状態に本来の走りを示すことが出来ませんでした。この結果を受けて、今後について協議された結果、地方転出して中央復帰を目指す方針が示されました。具体的には園田競馬の田中一巧厩舎に預託されて、復帰を目指すことになります。

2~3着を繰り返した結果、中央での賞金がそれなりに溜まっている本馬としては、上位クラスに編入される可能性のあることから、何とか年内2勝で中央復帰を決めたいところです。(年明けにずれ込んで3勝目が必要になると、B2/B3で戦う可能性が出て来ます。)

4.スマラグドス

栗東TCにてデビュー戦に向けて調整が続けられています。9/8、栗CWで追い切りが行われ、79.5-65.4-52.0-38.1-12.3(位置9,馬なり)を計時しています。入りのラップが14.1と速く、ここから概ね加速ラップで上がっています。6F79.5と5F65.4の時計は新馬戦レベルでは間違いなく破格と言えるでしょう。しかも、これを大外を回って馬なりで叩き出したとなると、否応でも期待感が高まってしまいます。

今回の追い切りは西園師も高く評価された様子で、「2歳の未出走馬で6ハロン80秒を切る馬はなかなかいませんし、本当に楽しみになってきました。」と手放しに喜ぶコメントをされています。この結果を受けて、デビュー戦の目標を9/25の中山・新馬(芝2000)とする方針が示されています。

敢えて関東遠征を敢行する理由は「中京の直線で末脚勝負をするよりも、中山の坂で地力勝負を挑む方が分が良い」と判断されたものと推察しています。今日の追い切りで6Fから速いラップを刻んだことも、早めに仕掛けて振るい落とす競馬をイメージしたものと思います。また、この時期の中山・芝2000は登録数が少なく、昨年もフルゲートに達していません。関西馬でも出走のチャンスはある筈です。なお、鞍上には当日開催のオールカマーでデアリングタクトに騎乗予定の松山Jが確保された模様です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする