YGG出資馬の近況 2022/5/6

1.ラインオブフェイト

4/30の阪神・2勝クラス(ダート1400)に出走し、「勝ち」まで見える展開から最後は5着の結果を残しました。結果だけ見れば5着ですが、勝馬との差は0.2秒であり、展開と馬場状態の僅かな差が結果を左右した結果でした。

レース後の脚元の状態には「特に問題なし」とのことから、中3週で東京ダート1400を目指す方針が陣営より示されています。芝スタートを得手としない本馬にとって、ダートスタートの東京ダート1400はよりマッチしますし、何よりも序盤のペースが阪神ダート1400よりも緩むことで、ポジションがより取り易くなる好影響が期待できます。鞍上には戸崎Jを調整中とのことで、嫌が応にも期待感が高まります。

2.ドライスタウト

5/4、満を持して兵庫チャンピオンシップ(園田ダート1870)に出走しましたが、スタート直後の落馬寸前の躓きから、4着に沈むまさかの結果となってしまいました。敗戦の原因は間違いなくスタートの出遅れにありますが、それが無かったとしても勝ち切れたか否かは微妙だった気がします。これは勝馬の能力が極めて高かったことに対し、ドライスタウトの仕上げは本番を先に見た余裕残しであったことに因るものです。レース後の戸崎Jのコメントからも、本馬の状態がベストではなかった状況が伺えます。

スタートでの大きな躓きから、馬体の状態に不安が過りましたが、幸い、球節に傷腫れを負った程度で、大きなトラブルには至らなかった模様です。牧浦師のコメントからは、「本質的に1870は長かった」と言う考えが見え隠れしますが、今回の結果は色々な特殊条件が重なった結果であって、結論を急ぐ必要なないと考えます。マイルまでのダート馬と1800に対応出来るダート馬では使えるレース数が全く異なりますから、ここは安易に中距離路線を捨てて欲しくはありません。

3.トレブランシュ

美浦TC近郊の森本ステーブル美浦エリアへの移動を完了しています。牧場スタッフのコメントに依れば、新しい環境にも慣れて来て他の馬と一緒に運動も出来るようになってきたとのことですが、まだ警戒心が相当ある模様で、当面はその辺りを慣れさせて行く必要がある模様です。オルフェーヴル産駒ですが、北海道育成の間は気性的な不安を見せることがありませんでしたから、ここは一時的な状況に過ぎないものと願いたいと思います。

稲垣師からは、もう少しゲート練習を重ねた後に、問題が出なければ再来週にも入厩する予定で進める趣旨のコメントが出ています。

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