2/13阪神12R:ラインオブフェイトは現級に目途の立つ4着

2/13、愛馬ラインオブフェイトは阪神12R・2勝クラス(ダート1400)に出走しました。当初計画では東京ダート1400牝への出走を予定していましたが、除外見込みとなったことから、初の関西遠征に切り替えています。

今回のレースのポイントは200Mの距離延長と、先行策が取れるか否かでした。「揉まれ弱く、砂を被ると競馬を止めてしまう」と評される本馬としては、先行して砂を被らないポジションから競馬をすることが、これまでの好走パターンでした。

そして、先行策が取り易い条件として、序盤のペースが緩むコースが望ましく、その意味で屈指のハイペースコースである中山ダート1200は適性を欠いたコースと考えられます。これに対し、今回の阪神ダート1400も200Mの距離延長こそあるものの、中山と同じく芝スタートから坂を下り続けるハイペースコースである点に変わりはありません。

今回の12番枠発走は本来であれば芝を長く走れることで、先行策を採り易い筈なのですが、本馬の場合は芝の走りが得意とは言えず、行き脚が付かない上に左右から挟まれて8番手位まで下げられてしまいました。さらに、ダートコースに入るとさらにポジションを下げて、3角入り口を10番手で回る格好になりました。

3角~4角に掛けて少しずつ押し上げると4角を9番手で回り、ラスト300M付近から本格的な追い出しを開始します。4角出口では9番にボックスされ掛かりますが譲らずに頑張り、そこからギアが上がると、ゴール前の急坂で止まる先行馬との差を詰めて、最終的に4着となりました。実際、ラストの脚色は本馬が最も優れており、あと50Mあれば2着は確実に確保出来たと思います。上り37.5の時計は全体の3位ですが、仕掛けを早めれば時計は更に出た筈です。本結果から、本走はラインオブフェイトが2勝クラスでも十分戦えることを示すレースとなりました。

一方で、本レースは色々と見えてくるところも多い競馬だったと思います。以下、ポイントをスタートから順に整理します。

・芝スタートは上手くない。ダートスタートが望ましい。
・バックストレートは大外を走っており、キックバックでポジションを下げたワケではない。(キックバックで走らないなら3角以降の走りが説明できない。)
・テンのハイペースに対応出来ず、ポジションを下げた。
・脚を溜めた分だけキレる末脚が使えたが、ポジションが後ろ過ぎた。
・登りの急坂では脚色が優った。
・最後は脚を余らせた。
・右回りはこなせた。

この様に整理すると、本レースには多くの改善点のあることが判りますし、これらを修正すれば、現級での成績は確実に安定すると思います。最大のポイントはテンのペースに付いて行けなかったことで、これは阪神ダート1400と言うコース形態がマッチしなかったと考えています。本馬にとっての理想のコースはダートスタートで登りが先に来るコースだと思います。距離適性は「1200では忙しい」と言うことでは無く、重要なのはコース形態です。

後方から競馬をすれば末脚は使えますが、展開の助けが必要となり成績が安定しません。今回のレース結果から末脚勝負を目指すのは早計であり、あくまでも中盤より前で競馬を出来るように舞台を選ぶ方が重要と考えます。

理想のコースは東京ダート1400と考えますが、中京のダートならば1400よりも1200が嵌ると思います。中山には適当なコースがありませんが、強いて選ぶなら1200よりも1800でしょう。只、中山ダート1800を選ぶならば、福島ダート1700の方が無難です。

次走の目標は今回と同条件となる3/13の阪神ダート1400とする方針が示されていますが、個人的には3/12の伊良湖特別(中京・ダート1200)を使ってみたい気がします。

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