2/12東京8R:ローズボウルは5度目の正直を制して優勝

2/12、愛馬ローズボウルは前走から中1週で同条件の東京ダート2100に向かい、5度目の正直をものにして、遂に1勝クラスを卒業することが出来ました。

今走の馬体重は-6Kg減った510Kg。これまでの好走時の馬体重は500Kg+αでしたので、これは1つ叩いてベストに近づいたと考えてよさそうです。パドックを周回する姿は、心なしか前走よりも落ち着いている様に見えました。

鞍上は前走の坂井瑠星Jから菅原明良Jへの乗り替わりとなりました。本馬場に入場した後、少し埒沿いを歩かせつつも、比較的直ぐに返し馬に入りました。前走は時間を掛けて埒沿いを歩かせていましたが、それが不要な分だけ今走は落ち着きがあったのかもしれません。

レースは綺麗なスタートを切って追い出されましたが、内外の馬が強く主張して、結局、本馬は4番手のポジションに落ち着きました。この間、15番の馬に前方をカットされ、僅かな時間ながら砂を浴びる形になりましたが、鞍上のコメントによれば「キックバックを気にすると聞いていましたが、心配するほどではありませんでした。」とのことで、問題は顕在化しなかった模様。これは中間でキックバック対策の調教を実施して来た効果が現れたのかもじれません。
一方で、前走で先着を許したピュアブラッドはスタートの遅れを序盤で挽回し、本馬の内側後方のポジションを確保して、本馬が目標にされる、嫌らしい形になりました。

このままバックストレートは4番手ポジションをキープし、3角のコーナリングで3番手に上がりす。そして、4角出口から追い出して先行馬に並び掛けましたが、このときに内に位置するピュアブラッドをボックスして、進路を与えなかった所が菅原Jの好騎乗でした。恐らくはここが勝敗を分けたポイントだったと思います。

追い出されたローズボウルはジリジリと前2頭を交わし、ラスト200Mで鞭が入るとギアが1段上がります。この1段上のギアが前走では炸裂しなかったのですが、今走は状態に上積みがあったのか、後続馬を見る見る引き離すと、最終的に2馬身半の差を付けての完勝となりました。

ラスト3Fの時計は36.1でこれは今走の最速タイ。先行しての上り最速は。本馬が強い競馬をしたことを示すものです。実際、今走のTarget-JV補正タイムは「107」が出ており、これは自身の最高値です。また、「1勝クラスの水準時計よりも0.7秒速い」と評価されることから、「昇級しても十分に戦える」と考えることが可能です。

レース後の林師のコメントによれば「休み明けを叩いて馬体も締まり、パドックから馬の雰囲気がとても良かったです。昇級してから惜敗続きでしたが、このクラスを無事卒業できてホットしました。」とのこと。また、今後については脚元の状態次第ですが、「続戦も考えます」とのこと。次走の番組選定については、注目するところ大ですが、それ以上に、菅原Jのスケジュールを確保した上で予定を決めて欲しいと思います。

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