11/7東京1R:ローズボウルは変り身なく6着

11/7、東京1R・未勝利(ダート1600)に愛馬ローズボウルが出走しました。デビュー戦から中1週を空けての続戦となり、順位こそ掲示板に0.1秒差の6着でしたが、期待した変り身は見られませんでした。

2番枠からのスタートとなった今走は、スタートこ五分に出ましたが、芝のエリアを馬なりで走らせてポジションが取れず、ダートに入ってからはキックバックを嫌がって、結局、最後方まで下がってしまいました。そのまま13位で4角を回り、大外に持ち出されて37.1秒の末脚で上り、最後は6位まで挽回して来ました。前半の遅れ量こそ減りましたが、殆ど前走のリピートを見せられる様な内容でした。

陣営はキックバック対策をしてきたとのレポートでしたが、残念ながら成果は全く見られませんでした。ここで、個人的に気に入らないのは芝スタートの部分で、砂を被ることが課題であることが判っているのに、普通に馬なりで走らせて後方に下げた騎乗内容に工夫は全く感じられませんでした。「内枠からスタートを決めたのだから、出鞭を入れてでも出して行って欲しかった」と思います。

只、ここで気になるのは芝での走り。馬なりとは言え進んでいく印象がありませんでした。根本的に芝スタートが合わない可能性を感じないでもありません。もう少し追ってくれれば適性を測ることも出来たのですが、この辺り、本レースに収穫の無さを感じるところです。

本仔の場合、上りのスピードを見ても能力のあることは疑いなく、問題は気性の改善に求められます。正に厩舎力が問われる状況ですが、その厩舎に実績が欠けているところが不安材料です。これが西村厩舎なら、確実になんとかしてくれると思うところですが…。

こうなると次走に悩む状況ですが、個人的にはここれだけキックバックを嫌がる以上、無理矢理に慣らそうとして精神的に追い込むよりも、「多少の無理をしても先行する競馬」を試行して欲しいと思います。何より、先行力こそがダート競争で最も重要な能力なのですから。

只、そうなると懸念されるのが芝スタートの適性であり、次はダートスタートを選択して欲しいと思います。さらに先行するためには距離延長を試しても良いと思います。東京開催が終わればダートの1600はありませんから、短距離にシフトするよりは中距離へ伸ばした方がライバルも少なくて有利でしょう。「何がなんでも先行するレースを志向すること」を前提とするなら、中京のダート1800~1900を目指すのも良いと思います。1角の入りが重要なコースなので、否応なく出して行く競馬が強いられるでしょう。但し、その際は鞍上は変更を願います。然したる能力の無い騎手を選ぶよりも、減量騎手を手配して欲しいところです。

最後に、本レースから唯一の収穫を見出すとすれば、それは馬の状態だったと思います。パドックの映像を見る限り、毛艶の良さが本当に目立っていました。元々がスクミ持ちで、募集から育成段階の写真は何れも毛艶の冴えない感じでしたが、続戦してこれだけの状態で出て来れるのであれば、スクミの懸念は払拭できたのではないでしょうか。本仔の場合、しっかりとトレーニングを積み上げることが出来れば、確実に未勝利戦は突破出来ると思います。

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