4/28東京4R:スマイルコレクターは末脚勝負で及ばずの4着

4/28、東京4R・未勝利(芝1400)に愛馬スマイルコレクターが出走しました。前走の落馬競争中止からリフレッシュを挟んでの復帰戦でしたが、メンタル的にも落馬事故の影響の無い競馬を見せて、結果は4着となりました。

本走の馬体重は前走から-6kg減って454kg。パドック~返し馬では煩い所を見せていましたが、本馬の気性面の課題を考えれば十分に許容範囲に見えました。

奇数番からのスタートは反応良く決めましたが、直後に左にヨレてしまい隣馬に迷惑を掛けたことは反省材料です。只、ヨレはしたものの目立つ遅れにはならず、押し出せば第一列のポジションも取れたと思うのですが、先行策を志向する馬が多く、ペースが速いと判断した横山武史Jは前に3頭を置いた2列目中央のポジションを確保しました。これがこのレースのポイントの1つになったと思います。

レースはこの隊列のまま3角~4角を回り、スマイルコレクター自身も引っ掛かることなくポジションをキープしていました。正直、かなり狭苦しい所での競馬が続きましたので、前走の悪夢が脳裏を過る展開でしたが、鞍上が上手くコントロールして4角出口から外への進路を確保します。

そこから追い出してラスト2Fを切った所で先行馬を交わし切って先頭に立ち、このまま押し切れることを期待したのですが、後方で脚を貯めて来た3頭の末脚に屈してしまい、結果は0.2秒差の4着となりました。

4着と言う結果は残念でしたが、ロスなく立ち回って馬群を捌いて見せた横山武史Jの騎乗は非の打ちどころの無い内容だったと思います。またスマイルコレクター自身も馬群の中で終始我慢を続けて抜け出す競馬が出来ており、気性面の不安を全く見せることなく競馬の出来たことは大きな進歩であったと思います。
Target-JV補正タイムを見ても指数値「97」が出ていますので、これならば「展開一つで勝利を狙える」ところまで来ていると評価して良いと思います。

ここで改めて、このレースのポイントは前述したとおり2列目の中央に閉じ込められたことにあったと思います。結果的にこのポジションでも我慢して競馬が出来てロスなく立ち回れたことは本馬の大きな成長として評価してあげるべきですが、このポジションがベストであったかと言うと、それは違っている気がします。本来ならば揉まれない競馬がスマイルコレクターにとっては理想であり、それには1列目で競馬をするか2列目の外で競馬をしたいところでした。もう少し自分のペースで走れていれば、最後の直線で我慢が効いた様に思います。

只、それは今回の騎乗に問題であったと言うことではなく、1000Mを57.9のハイペースに対して2列目からの競馬を選択したことは、正しい判断であったと思います。実際、本馬以外の1~2列目で競馬をした馬は全て着外に消えていますので、「前崩れの展開の中で最後までよく頑張った」と言うのが、スマイルコレクターに対する正当な評価だと思います。

もう少しペースが緩んでいれば残せていた可能性が高いですし、囲まれずに競馬が出来ただけでも結果は違っていたかもそれません。そう言う意味ではツキの無い競馬であって、その展開の中で良く頑張ってくれたと思います。

今走の結果から勝ち上がりへの道筋は見えたと思っていますが、その為には続けて使えることが前提条件です。気性をケアして獲得した権利を放棄する様では勝ち上がりは厳しくなると思います。レース後に陣営からのコメントが全く出されていないのですが、斎藤師が勝ち上がりへの道筋をどの様に考えているのか、早々にビジョンを示して欲しい所です。個人的には超短期放牧を挟んで5/25の同条件で続戦して欲しいと思っています。また、距離は1600よりも1400の方が本馬には合う様に思います。

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