1/29東京5R:スズナミは直線で伸びるも7着まで

1/29、愛馬スズナミは東京5R・未勝利(芝1800)に出走し、直線で伸びる脚こそ見せたものの結果は7着となりました。

先ず、注目の馬体重は前走から+8Kg増えて406Kg。この馬体重は、昨秋、リフレッシュ休養から復帰したときの馬体重と同一ですが、パドックを周回する姿は今までで一番良く見えました。「体を大きく見せる」とまでは行きませんが、過去走で感じられた「幼さ」が無くなった様に思えました。筋肉質な馬体とキビキビと周回する姿は好印象を与えるものでした。

一方で、レースの方は自分の期待した展開にはなりませんでした。展望記事で書いた通り、今走こそは「先行して粘り込む競馬」を試して欲しいと思っていたのですが、鞍上からは積極的にポジションを取りに行く姿勢は見えませんでした。馬なりで1角に侵入した時点で9番手まで下がっており、こうなると内枠の不利が出てしまいます。

さらにバックストレートではポジションを下げてしまい、3角入り口では最後尾の位置取りとなりました。テレビを見ていた時は、ポジションをズルズルと下る理由が不明でしたが、パトロールビデオを見ると、1番のローズナイトシチーから複数回のタックルを受けていることが判りました。馬格の無い本馬にとって、タックルは大きな不利となりますが、そもそもの問題は馬群に揉まれる位置で競馬をしたことにあると考えます。

陣営には明確に先行する指示を出して欲しい所でしたが、林師のコメントを読む限り、陣営は末脚を伸ばす競馬を想定していて、先行させる考えは無かった様にも思えます。只、それであれば馬群での消耗は回避して、最初から後方で脚を溜める競馬を選んだ方が良かったと思います。この辺り、如何しても中途半端感は否めません。

結局、レースは4角を15番手で回り、外に持ち出されると末脚を伸ばして追い込みを開始します。ここから上り3Fを34.2秒の3番時計で走破する脚を見せましたが、如何せんポジションが後方過ぎて、7着まで上がるのが精一杯の結果でした。もっとも、4着馬との着差は0.3秒でしたので、もう少し距離があれば掲示板は確保出来たと思います。

レース後の林師のコメントによれば「今日みたいな末脚を活かす競馬が合いそうですし、距離も2,000㍍までなら対応出来そうです。」とのことで、今後は末脚を伸ばす方向に舵を切ることになりそうです。この判断自体は1つの考え方だと思いますし、揉まれる競馬を避けたい本馬にとって、「序盤は後方で脚を溜めることに徹する」と言うのも一つの在り方だと思います。加えて、長距離レースは軽量馬にも有利になりますから、2000と言わずに延ばせる限り延ばして欲しい所です。

距離を延ばせば小頭数が期待できますし、小頭数ならば馬群を避けて後方に下げても影響は小さくなります。只、芝中距離以上の番組で平坦が希望となると4月~5月の東京・新潟までは適鞍がありませんから、そこまでをどの様に育てて行くのか、陣営のマネージメントに注目したいと思います。坂を厭わないならば、中京芝2000~2200と言う選択肢もありますが..。

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