GF出資馬の近況 2021/10/6

1.アレグロモデラート

デビュー戦に向けて美浦TCで調整を開始しています。帰厩して早々に時計を出してきており、10/3に美南坂で52.2-38.0-25.0-12.5(強めに追う)、10/6に美南Wで83.6-67.6-52.9-38.7-25.1-12.3(位置7,馬なり)を記録しています。1本目から強目を乗ったところも驚きでしたが、2本目の美南Wの時計は馬なりのまま新馬戦の水準時計が出ています。本番まで3週間ある状況でこれだけの時計が出ていることは、否が応にも期待が高まってしまいます。

武井師からは「今朝はウッドチップコースにて2頭併せで追い切り、馬場の8分どころに進路を取り、道中は近くで追走されたものの無駄に力む事も無く、適度な前進気勢で折り合いは問題ありませんでした。体を上手に使い、直線は相手に合わせて持ったまま入線していますが、仕掛ければまだ脚を使える手応えでした。」のコメントがあり、手応えを感じている様子が伺えます。

現在の馬体重は465Kgで、帰厩して早々に強目を乗り込んでいるにも関わらず、外厩時から体重が減っておらず、体質の強化が感じられます。

2.スズナミ

10/10の東京・未勝利(芝1400)への出走に向けて調整が続けられています。現在の想定は17頭でフルゲートを割れている上に、節も充分空いていることから、出走自体は確定的です。鞍上は減量騎手の永野Jに依頼済みとのこと。

10/6、美南Wで最終追い切りを実施して、71.0-54.9-39.3-24.7-12.3(位置9,馬なり)を計時しています。先週の追い切りで充分な負荷を掛けたことから、今週は終いを伸ばす追い切りにした様ですが、それでも併せたブロードマリー(古馬1勝,強目)の外を0.6秒先行して0.1秒先着しており、十分に動けている印象です。

林師のコメントによれば「馬体面はこれからの成長が必要ですが、夏場を北海道でしっかり乗り込めた効果で、デビュー時より動きはかなり良くなっています。スタートがカギになると思いますが、成長した走りに期待しています。」とのこと。

デビュー戦ではスピードに対応出来ず追走に苦労する面が見えた本馬ですが、200Mの距離の延長と夏場の成長で、互角に戦える姿を見せてくれることを祈っています。

3.ヴァロンダンス

10/2、中山・新馬戦(芝1600牝)にて無事にデビューを果たし、3着と結果も残してくれました。レース後も脚元に問題は出ていないとのことですが、飼い喰いが落ちていることから、リフレッシュを入れる方針が示されています。

レースが上りだけの競馬になったことから、余力があるかと思いましたが、小さな牝馬には色々と堪えているのかもしれません。ここは大事をとることを選択するのであれば、シッカリとリフレッシュして戻って来て欲しいと思います。次走は外厩での調整具合をみて判断するとのこと。

4.ダイヤモンドフジ

10/3、中京・未勝利(芝1600)に出走しましたが、気性面の問題が前面に出てしまい、8着と期待を裏切る結果となってしまいました。

レース後も脚元に問題は出ていないとのことですが、ゲート入りを嫌がったことで、3か月空けてからのゲート再審査を義務付けられており、放牧を挟んで立て直すことになっています。続戦によりテンションが上がった可能性もありますが、姉も気性的に危うかったことから、ここは拗らせる前にシッカリとリセットさせて欲しいと思います。

5.ローズボウル

10/17の新潟・1勝クラス(ダート2500)への出走に向けて、在厩のまま調整を継続中です。

10/6、美南坂で追い切りを実施して、70.2-54.4-38.6-24.7-12.1(位置8,G前仕掛け)を計時しています。林師のコメントによれば「追い切りの時計が速いタイプではありませんが、いつも通りに動けていて、前走の良い状態をキープ出来ています。来週の競馬に向けてとても順調にきています。」とのこと。

本馬については「現級突破の能力は疑いない」と考えていますが、既に2走を費やしているのも事実であり、次走こそ3度目の正直と行きたいところです。

6.ルヴァンヴェール

来週の競馬に向けて、美浦TCで調整を続けています。去勢後のレースでも結果を残すことの出来なかった本馬ですが、相変わらず調教の時計は優秀で、10/6、美南坂を単走で追って53.7-37.8-24.1-12.1(一杯に追う)を計時しています。竹内師のコメントによれば「終いの2ハロンをしっかり伸ばす指示で、反応良く動け息遣いも大分仕上がってきました。普段から落ち着きも出てきましたので、来週の競馬に良い状態で臨めると思います。」とのこと。

追い切りの走りを本番でも示すことが出来れば、1勝クラスは普通に掲示板は確保出来ると思うのですが、なかなか結果が伴わないところが辛いところです。なお、次走の鞍上は久々に武藤Jに戻るとのこと。

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