GF出資馬の近況 2021/5/13

1.ルヴァンヴェール

5/9、1勝クラス(東京ダート1300)に出走。前半を抑えて末脚に賭ける競馬を選択しましたが、肝心の末脚が全くキレることなく11着に大敗しました。

レース後の師のコメントからは短期放牧の方針が示されていましたが、一転して土曜日の中京ダート1200への続戦が決定しています。恐らくは想定を見て「出走可能であれば走らせよう」と急遽判断したもので、鞍上の手配を含めて急ごしらえの感が否めません。

前走後のコメントでは「次回は、違った競馬を試してみたいと思います。」とありましたが、ダート1200での続戦となると特に違う競馬にはならないでしょう。中京ダート1800もフルゲートを割れで出走は可能だっただけに、違った競馬を試すことを考えるのであれば、大幅な距離延長を試して欲しいところでした。

確かに、今の時期に無為に外厩に出してしまうのはあまりにも勿体ないので、馬が走れる状態であれば続戦もアリと考えますが、無策のまま「ただ走らせる」だけと言うのも、如何なものかと思います。ここはルヴァンヴェールに意地で掲示板を確保してもらい、万全の準備で3走目に進んで欲しいところです。

2.ローズボウル

5/22の東京ダート2100に照準を定めて、美浦TCにてジックリと準備が進められています。5/12、1週前の本格的な追い切りが美南Wで行われ、68.2-52.4-38.7-12.4(直線強め)の好時計を記録しています。古馬2勝のヒイロメープルの内から併せて、0.6秒追走して同入を果たしており、既に十分に仕上がった印象です。

なお、注目の鞍上については、同コースで未勝利勝ちに導いてくれた武藤騎手の継続騎乗が発表がされています。

3.ローラーコースター

5/15、新潟3R・未勝利(芝2000牝)への出走が確定しました。先ずは中6週で芝のレースに出走することが出来たことを大変うれしく思います。ローラーコースターのレース選択に付いては、これまでに相当毒づいて来たのですが、結果的に中6週で出走出来たことは、自分の想定が見込み違いであったことを認めなければなりません。大変申し訳ありませんでした。

今回のレース選択に付いては、内回りの新潟よりも直線の長い東京の芝1800を選択する考えもあったとは思うのですが、それよりも牝馬限定戦を重視することも1つの判断であると思います。

実際、相手関係は相当甘い印象ですので、取り敢えず掲示板を確保する走りを今回は期待したいと思いますが、それには先ず中央寄り5~6番枠を引いて、好位で1角に入ることが出来れば理想的です。

4.スズナミ

ゲート試験に合格後、山元TCにて再調整が行われています。先週末から1日2本の坂路入りを開始して、2本目は15-15まで乗られています。牧場スタッフのコメントによれば、「ペースを上げてからも飼い食いは落ちず、適度な前進気勢がありテンションは母よりも落ち着いています。馬格以上に走りのフォームを大きく見せ、乗り手の評価も上々です。」とのこと。

個人的に、母サザナミについて特にテンションの高かったイメージは無いのですが、それよりも落ち着いているのであれば気性的な心配な全くないと考えて良さそうです。小柄ながら体を大きく見せる所は母親譲りですし、このまま地力を付けてくれれば良いと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする