9/2新潟6R:レーヌドゥールは7枠13番

9/2、新潟6R・未勝利(芝1600)に愛馬レーヌドゥールが出走します。

育成時代からその激しい気性により十分な調教を積むことが出来なかった本馬ですが、辛うじて調教が出来るレベルまで精神的に成長すると、今度は頓挫に次ぐ頓挫を重ね、結局、デビュー戦を迎えたのは3歳の6月になってしまいました。

そのデビュー戦も見所なく16着に沈んでしまい、2ヶ月半の間隔を空けた2走目にしてラストチャンスが本走と言う状況です。この様な経緯であれば、適当に出走させて幕引きを図る陣営も多いと思うのですが、尾関師は最後までこの問題児に向き合ってくれており、本当にありがたく思っています。

その証左として、今回のレースも熟慮の上で決定したことが上げられます。当初は芝2000~1800への出走が想定されていましたが、追い切りの内容から前向きな気性を見て取ると、敢えて出走をリスケして、師がベストと考える芝1600を選択してくれました。

只、一昔前ならばスーパー未勝利と呼ばれたこのレースは流石にメンバレベルが高く、普通でも勝ち切ることは困難です。その中で勝利以外は意味の無い競馬をする以上、真っ当な競馬をしていてはアップセットは期待できません。弱者が大穴を狙う以上は極端な競馬を選択するよりなく、「大逃げ」か「殿一気」が選択肢となります。

あとは尾関師が何を考えておられるのかですが、「本馬のスタートが速くない」ことを考えると、ラストの直線まで脚を溜めて、新潟外回りの長い直線で勝負をすることが考えらえます。世代最後の未勝利戦ですから、他馬も普通の競馬をすることは考え難く、ハイペースで逃げる馬や、捲る馬の出現も想定すると、前残りのぬるい展開にはならず、追い込み勢にも可能性のある展開が期待できます。また、荒れた新潟の芝も追い込み勢を後押ししてくれる筈です。

あとは何処までの末脚を本馬が秘めているのか、それを見守るよりありません。幸い、鞍上には石川由紀人Jが確保されましたので、結果はどうであれ、思い切りの良い競馬はしてくれるものと期待しています。

これまでの経緯から推察して、恐らく本馬は中央で勝ち上がれなくても地方から再起を図る蓋然性が高いと思います。只、それでもファンド継続を決めるには一定レベルの能力は示しておくことが望ましく、ここは能力の一端を示す様な走りを期待したいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする