GF出資馬の近況 2021/4/28

1.ルヴァンヴェール

東京開催での出走に向けて、美浦TCにて調整が行われています。4/28、美南坂にて追い切りが行われ、51.6-37.4-25.1-13.2(一杯に追う)を計時しています。全体時計の51.6は優秀な時計と言えますが、ラップに直して14.2-12.3-12.9-13.2ですので、減速ラップになってしまったところは残念です。

竹内師のコメントに拠れば「体質が強化されたことで疲れも残らなくなり、精神面にも好影響を及ぼし良い雰囲気を保って調教が出来ています。運動量を増やしながらも馬体重は511㌔と減らず、順調に状態を上げています。」とのことで、先ずは順調な仕上がり状況と考えて良さそうです。具体的な目標レースは明らかにされていませんが、前々走で結果を出した東京ダート1300がチョイスされることになる筈です。

2.ローズボウル

5/22の東京ダート2100への出走を目標に、余裕を持ったスケジュールで美浦TCに帰厩してきています。4/28、美南Wで最初の追い切りを実施して、69.9-54.4-40.2-12.8(位置9,馬なり)を計時しています。古馬2勝クラスのシャドウアロングと併せて、内から0.9秒追走して同入を果たしています。これまでのローズボウルの追い切り時計はラスト1Fが13秒台止まりでしたので、馬なりで12秒台が出たことは、本仔のレベルアップを感じさせてくれるものです。

林師のコメントによれば「馬の体質が以前に比べ強くなってきたことで、調教後の歩様も問題ありません。これから徐々に気温が上がり汗もかきやすくなりますので、飼い葉や飲み水に電解質を多めに取り入れて、筋疲労を残さないよう対策をしていきます。」とのこと。つい忘れがちになりますが、本仔はスクミ持ちの過去がありましたので、様々な角度からケアをして頂いていることはありがたい限りです。

3.ローラーコースター

山元TCにて調整中です。短期放牧の予定とのことから、入場ごも緩めずに調教が行われており、現在は坂路を週2回、15-14ペースで乗り込まれています。牧場スタッフのコメントによれば「調教負荷を上げてからも歩様は安定し毛艶も良好ですので、このまま移動に向けて態勢を整えていきます。」とのこと。

一方、伊藤師からは「牧場で順調に調整が進められていますので、2回新潟開催に向けて近々帰厩させます。」とのコメントがされています。本仔の場合、直線の長い外回りが合うと思うので、芝1800がターゲットとなりそうです。

4.スズナミ

ゲート試験に合格した後も厩舎でその後の様子が見られていましたが、4/24、既報の通り山元TCへ放牧に出されています。牧場スタッフのコメントによれば「入場後も体調は安定し、今日から坂路コースで跨がり始めています。昨日、来場した林調教師から『馬の状態を見ながら乗り進めて欲しい』との指示を受けていますので、早期デビューに向けてしっかりと調整していきます。現在の馬体重は416Kg」とのこと。

北海道を出発した際の馬体重が432Kgでしたので、随分絞れたと見るべきか、419Kgで留まったと見るべきかは判断が微妙なところですが、何れにしてもこの放牧でもう少し厚みが増してくれれば嬉しいです。「早期デビュー」の想定時期が気になるところですが、ここから3ヶ月間、成長を促しつつ体を鍛えて、夏の新潟最終週の芝1400新馬辺りが適当なタイミングではないかと思います。

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