地方競馬馬主登録を完了

前回、地方競馬の馬主申請を行った話をブログに書いたのが8月の初旬のことでしたが、約4カ月半を経た本日、なんとか馬主登録証を受領することが出来ました。

ここで、馬主申請の手引きには「審査には約5カ月の期間を要する」旨が記載されていますので、自分のケースも決してイレギュラーなものとは言えません。只、実際の所では若干トラブった感がありましたので、将来的に馬主資格の取得を考える方への参考として、今回の経緯について書き残しておきたいと思います。

まず、8月初に申請書を提出したのち、2回ほど事務局から確認の電話が届きました。その確認の内容と言うのが、「預託先の厩舎が決まっていたら教えてください」と言うものでした。馬主資格の申請書には預託予定厩舎を記入する欄があるのですが、自分の場合はこれを「未定」として申請を行っていました。ちなみに、馬主申請のQ&Aには「登録申請時は未定でも構いません」と記載されています。

ここで、自分が思っていたことは「そもそも馬主申請が通るか否かが不明な段階から、出資馬を定めて預託先厩舎を決める」と言う順序には無理があると考えていました。あくまでも、「馬主資格を得てから出資契約に進むのが常識的」と思っていた訳です。

そんなワケですから、11月に入って事務局から2回目の照会の連絡を受けた際にも、自信を持って「未定です」と答えてしまいました。しかし、その後にある馬主さんから「預託先厩舎を決めない限り、馬主申請は承認されないのではないか?」との指摘を頂きました。「馬主登録証には所属先のエリアを含めた登録番号が記載されることから、所属先が決まらずに登録証が発行されることは、明らかに無理ではないか」と言うものでした。

そして、その様なアドバイスを頂いて、改めて申請のQ&Aを見直してみると、確かに..

登録申請時は未定でも構いませんが、その場合は審査が終了し馬主登録審査委員会に上程されるまでにお決めいただくことになります。ただし、これは登録後に必ずその調教師に預託しなければならないわけではありません。

..の記載がありました。要するに、自分の申請が滞っている原因は「自分が預託先厩舎を明らかにしていないことにあった」と言うことです。即ち、このデッドロックを抜け出すためには、出資候補馬を見出して預託先の厩舎を決めなければなりません。

そして今回、自分が出資を決めたのが、先にアドバイスを頂いた馬主さんであり、ハッピーグリンの馬主としても知られる会田裕一氏が代表を務められるハッピーオーナーズクラブでした。こちらは今年運営がスタートしたばかりのオーナーズクラブであり、実績的にはこれからのクラブですが、自分が何よりも惹かれたのが

全国のトップトレーナーと打倒中央を目指します!

と言うクラブの理念でした。掲げる風呂敷はでっかいのですが、自分的にはこれがツボにはまりました。数は少ないとは言え、現実に1000万円前後の価格で落札される馬の中からも中央で走る馬は出て来ますから、「地方競馬の馬主から中央を目指す」と言うスキーム自体は全くの無理筋とは言えません。例えば、グリーンFのアンデスクィーンだって募集価格は1000万円でしかありませんでした。

一方で、「中央競馬の馬主資格を得ること」は自分レベルでは逆立ちしても実現できる話ではありません。これに対して、前期のスキームであれば中央で出資馬を走らせることも全くの夢ではありません。
只、従来の地方競馬オーナーズの目標は飽く迄も地方競馬で出資馬を走らせることにありますから、自分一人が望んでも「中央を目指す」と言う夢に向かえるものではありません。その点、このハッピーオーナーズクラブではクラブの目標が中央を目指すことに設定されていますので、自分の希望と合致する部分が大きいと判断できました。なにせ、自分の一番好きな競走馬は「ヒカリデユール」なワケですから..。

加えて、ハッピーオーナーズクラブでは初年度の募集馬として、現在、3頭の仔馬が募集されているのですが、この内の1頭が自分の琴線にぴぴっと触れるものであったことから、「もうこれはそう言う流れだろう」と確信して、出資を決断するに至ったと言う次第です。

ちなみに、自分が具体的に出資を決めた仔馬については、稿を改めてその判断根拠を備忘録として書き残して置きたいと思います。

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