2018年度グリーンファーム募集馬の第一印象

予定より1日延びてしまいましたが、2018年度グリーンファーム募集馬についてのファーストインプレッションを書いて行きたいと思います。


No1.ナショナルホリデーの2017

父  :ロードカナロア
母父 :ダンスインザダーク
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :23号族
誕生日:2017/02/13
生産 :白老ファーム

半姉にグリーンファーム所属のフロールシータのいる牝系です。フロールシータを含めて兄姉は500万条件止まりですが、叔父叔母にステイヤーズS(G2)を勝ちのインターフラッグ、京都牝馬特別(G3)勝ちのマルカコイマチなどが出ていますので、牝系としては優良です。また、母ナショナルホリデーは芝の中距離で500万条件を2回勝利していることから、トラック適性は芝であると考えて良さそうです。

一方、父は初年度産駒から牝馬クラッシック2冠のアーモンドアイを生み出したロードカナロアで、牡馬/牝馬に関わらず活躍馬を出しているところは牝馬に出た本仔にとっても心強いところです。配合的にみると、母方に重要なサンデーサイレンスの血が押さえられているのは良いのですが、出来ればNureyevの様な頑強なNorthanDancer系の血も欲しいところです。Nijinskyの血が母系にあるので、これがロードカナロアとの配合で意味を成すのか、追って調べてみたいと思いいます。

何れにしましても、今年のグリーンファーム募集馬の中では人気の1頭になることは疑いありません。ちなみに、本仔の1つ上の全兄ペイドバケーションは昨年のセレクトセールに上市され、4860万円で落札されています。本仔の検討にあたっては、ペイドバケーションの活躍状況をウォッチしたいところです。

No2.アースサウンドの2017

父  :オルフェーヴル
母父 :Yes It’s True
性別 :牡馬
毛色 :栗毛
FN :1号族
誕生日:2017/01/16
生産 :ハシモトファーム

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No3.アースリヴィングの2017

父  :オルフェーヴル
母父 :Yonaguska
性別 :牡馬
毛色 :栗毛
FN :13号族
誕生日:2017/05/15
生産 :吉田ファーム

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No4.リボントリコロールの2017

父  :ルーラシップ
母父 :チチカステナンゴ
性別 :牝馬
毛色 :黒鹿毛
FN :4号族
誕生日:2017/01/25
生産 :社台ファーム

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No5.デフィニットの2017

父  :キズナ
母父 :デヒア
性別 :牡馬
毛色 :鹿毛
FN :4号族
誕生日:2017/04/29
生産 :那須野牧場

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No6.オンシジュームの2017

父  :エピファネイア
母父 :エンドスウィープ
性別 :牝馬
毛色 :栗毛
FN :21号族
誕生日:2017/02/21
生産 :白老ファーム

母オンジジュームは短距離ダートで2勝を上げた馬ですが、叔母ウィンフィオーレからの牝系としては然して華やかなものではありません。但し、半兄ラピダメンテ(父サクラバクシンオー)と半兄キッズライトオン(父スニッツェル)の2頭は1000万条件馬ですので、母の仔出しは良好と言えます。なお、ファミリーナンバーはマイナーな21号族です。

父は新種牡馬のエピファネイア。シンボリクリスエスの後継種牡馬として最有力候補であり、父母シーザリオの良血も光ります。一方で、気になるのはRoberto系であること。Roberto系は牡馬に活躍馬が偏る傾向かあるのが、牝馬の本仔にとっては気になるところです。尤も、同じくシンボリクリスエス後継種牡馬のストロングリターンは牝馬の活躍馬も出ていますので、世代を重ねるごとに傾向は変わって来ているのかもしれません。

配合的なポイントは現時点で未知ですが、サンデーサイレンスの4×4クロスがどの様に影響するのか、興味深いところです。なお、ストロングリターン産駒の傾向から見て、母系にMr.Prospectorを持っているのは良い方向に働くと思っています。

No7.カクテルの2017

父  :エピファネイア
母父 :Most Welcome(GB)
性別 :牡馬
毛色 :鹿毛
FN :21号族
誕生日:2017/02/25
生産 :前田ファーム

グリーンファームに所属して無事是名馬的な活躍をしたマウントフジの半弟にあたります。今年はマウントフジの2017も募集されていますので、叔父と甥の同時募集となりました。母カクテルはドイツ系の輸入種牡馬です。兄姉には2勝馬が多く、マウントフジ同様に派手ではありませんが堅調に走る馬が出ている印象です。ちなみにファミリーナンバーはオンシジュームの2017と同じくマイナーな21号族です。

父エピファネイアについてはNo6.オンシジュームの2017の項を参照して欲しいのですが、Roberto系の一般的な傾向通り、エピファネイア産駒も活躍馬が牡馬に偏るとすれば、牡馬に出た本仔の方が安心感があるかもしれません。

配合の妙は不明ですが、母がドイツ血統でサンデーサイレンスを持ちませんので、特に目立つ程のクロスは無く、派手さに欠けるのは残念です。但し、兄姉は芝・ダートを問わず短距離で成績を残していますので、母系のスピード不足の心配は無さそうです。

No8.ムニラーの2017

父  :スクリーンヒーロー
母父 :Kitten’s Joy(USA)
性別 :牡馬
毛色 :黒鹿毛
FN :13号族
誕生日:2017/05/04
生産 :社台ファーム

過去にグリーンファームとの縁故関係のない仔馬です。母ムニラーは米国からの輸入種牡馬で、現役時代はボイススプリングズS(G3)を勝利した実績があります。本仔が初仔で、出産時の母年齢は6歳。非常に若いお母さんです。ちなみに本仔の下もスクリーンヒーロが種付けられていますので、社台ファームとしては何らかの意味があっての配合であると考えられます。

父はスクリーンヒーローで、その産駒がグリーンファームから募集されるのはこれが初めてです。個人的にスクリーンヒーロー産駒に出資してみたいと思っていましたので、本仔が募集されたことは嬉しいサプライズでした。スクリーンヒーローの産駒はRoberto系の例に漏れず、牡馬に活躍馬が偏重していますので、牡馬に出た本仔の価値は自ずと高いと考えられます。

配合面では、スクリーンヒーローのポイントは未だに良く判っていない気がします。モーリス、ゴールドアクターなど、一級の活躍馬が出ていますが、何れも目立つ牝系ではなく、配合の傾向も見えません。安価な種付料で地味な牝系を際立たせる種牡馬として、日高の牧場を喜ばせたのも頷けるところです。
クロスを見ると、少ないサンプルですが、Robertoの父母間クロスを有する仔馬の成績がいまいち冴えないのは気になるところです。NorthanDancerを4本もった血統構成で、もう少しスピード系の血が母方にあると安心感があるのですが、如何でしょうか? 只、母が現役時代勝利したボイススプリングズSは芝でのレースですので、バリバリのダート血統ではありません。

初仔の上に5月生まれですので、セールに上市するには馬格が小さかったものと想像できます。恐らくそれが、グリーンファームからの募集に至った事由だと思うので、出来るだけ様子見をして出資判断したい一頭になる様な気がします。

No9.バルドウィナの2017

父  :ヴィクトワールピサ
母父 :Pistolet Bleu
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :1号族
誕生日:2017/01/22
生産 :社台ファーム

桜花賞馬ジュエラーの全妹です。「今年グリーンファームから募集して欲しい仔馬」で採り上げながらも、無理筋と諦めていた仔馬が本当に募集されてしまいました。高齢出産ではありますが、これだけのスペックの仔馬が実際にグリーンファームから募集されてしまうと、何か裏がないのか勘ぐりたくなってしまいます。只、如何なるリスクを承知でもGOして見たくなるだけの魅力のある仔馬であることは間違いありません。

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No10.デビルズコーナーの2017

父  :リアルインパクト
母父 :Songandaprayer(USA)
性別 :牡馬
毛色 :黒鹿毛
FN :10号族
誕生日:2017/02/04
生産 :ノーザンファーム

今年のノーザンファーム生産馬3頭の中の1頭です。母デビルズコーナーは外国産馬で、閃光特別・鏑矢特別で2勝を上げた新潟直千のスペシャリストです。準オープンの駿風Sでも1人気に推されて4着に入っていますが、そこで戦績は終わっています。詳細は不明ですが、まだ4歳の春ですので、何らかの故障が発生した物と思われます。引退後は繁殖に入り、本仔を含めて6頭を出産していますが、中央での勝利はまだありません。何処に問題があったのか、心配なデータではあります。

新種牡馬の父リアルインパクトは安田記念を勝利した他、阪神C(G2・芝1400)を連覇したスピード馬です。オーストリアに遠征してジョージライダーS(G1)でも勝鞍を上げていることから、海外でも通用するディープインパクトの後継種牡馬です。

配合的には父母共に快速系ですので、スピード不足の心配は皆無だと思うのですが、兄姉が全くと言って良いほど走っていない点が最大の懸念材料です。母が千直のエキスパートだった点からも、気性の問題が出ていないのか心配なところです。母はUnbridled’s Song系なので、ディープインパクトとの相性は良いと思いますし、Heloの4×4父母間クロスを持つところも、スピード能力の覚醒を期待させます。

何れにしても相当な博打感のある募集馬になりそうです。

No11.ガヴィオラの2017

父  :キンシャサノキセキ
母父 :Cozzene(USA)
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :4号族
誕生日:2017/05/10
生産 :ノーザンファーム

母ガヴィオラは米国からの輸入繁殖牝馬で、現役時代はガーデンシティH(G1)の他、重賞を4勝した活躍馬です。日本輸出後の産駒には500万条件を2勝したメテオライトが目立つ程度で、全体には活躍馬は出ておらず、仔出しが良い母馬とは言えません。さらに、本仔の出産時の母年齢は20歳で、高齢出産となるのも減点材料です。

父キンシャサノキセキ産駒はスピードがある上に早熟性が高いことから、比較的勝ち上がり率が高いのですが、気性面での問題を抱える仔が目立つ様な気もします。その点で、父母間のクロスを持たない本仔の血統構成は良い方に出る可能性がありますが、全体的に華が無いところが残念な感じがします。

No12.ジャドールの2017

父  :クロフネ
母父 :フジキセキ
性別 :牡馬
毛色 :芦毛
FN :5号族
誕生日:2017/03/22
生産 :社台ファーム

母ジャドールは3勝馬で、500万条件の短距離ダートで2勝を上げています。引退後は繁殖に入り、半兄デュピティプライムは母と同じく短距離ダートの500万条件で2勝を上げています。但し、気性に問題があったのか、セン馬となっている点には留意する必要がありそうです。

配合的には父クロフネにサンデー系牝馬の組み合わせは鉄板ですし、デュピティプライムの父はフレンチデュピティですので、本仔とデュピティプライムは3/4同血の関係になります。配合的な問題の無いことは疑いありません。

価格設定が気になりますが、今年の募集馬の中では唯一の芦毛になりますので、芦毛大好きの方には要注目の1頭になると思います、

No13.ファビュラスセンスの2017

父  :ストロングリターン
母父 :グラスワンダー
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :22号族
誕生日:2017/02/10
生産 :社台ファーム

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。

No14.ラヴアズギフトの2017

父  :スウェプトオーバーボード
母父 :Tiznow(USA)
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :2号族
誕生日:2017/03/23
生産 :那須野牧場

昨年グリーンファームから募集されたラヴアズエヴァーの全妹になります。本仔の祖母、叔父、叔母にあたるファストアズライト・ファストアズソング・スーパールミナル・ルーチェミラコロもグリーンファーム所属馬ですので、縁故関係は最も強いファミリーと言えます。叔父・叔母からは走る馬は出ませんでしたが、本仔の兄姉はエフハリスト・ジャストザマリンと走る仔がでましたので本仔への期待は大きくなります。

配合的には5代アウトブリードですので、健康面・気性面でのリスクは抑えられると思うので、先ずは全姉ラヴアズエバーの育成状況をウオッチして、出資判断をするのが良いと思います。個人的にはラヴアズエバーへの出資を真剣に検討し、最終的に関西馬と言うことで見送った経緯がありますので、本仔が関東所属になる様でしたら、有力な出資候補になると思います。ファミリーナンバーが個人的に相性の良い2号族と言うのもツボだったりします。

只、残念なところは姉が芦毛に出たのに対し、本仔は鹿毛に出たところでしょう。スウェプトオーバーボードは昨年他界してしまいましたが、その産駒のレッドファルクスが高松宮記念を勝った様に、短距離系種牡馬としての能力は疑いありません。来年の募集馬がラストクロップになるのと思いますが、スウェプトオーバーボード産駒への出資を考えるならば、ここは残り少ないチャンスかもしれません。

No15.ジュエルオブナイルの2017

父  :タートルボウル
母父 :デュランダル
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :1号族
誕生日:2017/03/09
生産 :社台ファーム

母ジュエルオブナイルはグリーンファームに所属し、小倉2歳S(Jpn3)に勝利した貢献馬です。引退後は繁殖に入り、その初仔ゴールドケープ(父ワークフォース)もグリーンファームから募集され、フィーリーズレビュー(G3)で3着に入り、桜花賞への出走も果たしました。さらに、本仔の1つ上の半兄スターオブザナイル(父ノヴェリスト)もグリーンファームから募集されており、これまでの全産駒はグリーンファームから募集されています。

ここで残念な所は、ジュエルオブナイルの配合相手が何れも種牡馬能力のイマイチ冴えない輸入種牡馬だったことで、本仔の父も輸入種牡馬のタートルボウルになります。タートルボウルの現役時代の成績はワークフォース・ノヴェリストの輝かしい成績と比べるとかなり見劣りするものですが、日本での繁殖成績については、最も好い成績を上げている様に思います。小倉大賞典(G3)を勝ったトリオンフや、ビックリシタナモーの様な活躍馬がここに来て現れており、晩成傾向ながら着実に成績は伸びている印象です。

配合的に見ると、タートルボウルの持つNifhtshiftとジュエルオブナイルの持つノーザンテーストはニアリーの関係にありますので、本仔は3×4のニアリークロスとなります。このクロスはグリーンファーム所属でタートルボウルの代表産駒の1頭となったアンデスクィーンも有する血統構成であり、十分に期待することが出来ると思います。

以上を踏まえて、父ワークフォースでも結果を出したジュエルオブナイルであれば、父がタートルボウルに変わって成績が伸びる可能性が十分にあると思います。父の種牡馬としての人気は最低レベルですので、募集価格がかなり抑えられることに期待したいと思います。

No16.トロピカルブラッサムの2017

父  :トーセンホマレボシ
母父 :サンダーガルチ(USA)
性別 :牝馬
毛色 :青鹿毛
FN :19号族
誕生日:2017/05/21
生産 :ノーザンファーム

母トロピカルブラッサムは米国からの輸入繁殖牝馬で、現役時代はミレディH(G1)に勝利した実績があります。日本に輸入された後は、浦和記念(G2)・佐賀記念(G3)の地方重賞に勝ったピイラニハイウェイの他、3勝馬カラフルブラッサムを出していますが、近年の産駒の成績はイマイチ冴えません。本仔の出生時の母年齢は19歳なので、高齢出産の域に入っての仔となります。

ノーザンファーム生産のトーセンホマレボシ産駒が2年連続でグリーンファームから募集されると言うのは意外でしたが、スターリーパレードの募集状況が良好だったことも、多少は影響したのかもしれません。

募集のポジション的にはスターリーパレードに似た本仔ですが、配合的にはスターリーパレードほどの魅力は感じません。Mr.Prospectorの父母間クロスがあるのは、スピード不足を払拭する意味で好意的に思いますが、それ以外のパンチがもう1つ欲しい感じがします。

No17.エイシンバンバの2017

父  :エスポワールシチー
母父 :Rock Hard Ten
性別 :牡馬
毛色 :鹿毛
FN :2号族
誕生日:2017/02/28
生産 :那須野牧場

エイシンバンバは外国産馬ですが、中央では勝利を上げることは出来ず、地方でも2戦したのみで引退し、繁殖生活に入りました。本仔はその初仔であり、出産時の母年齢は5歳と非常に若いお母さんになります。

父エスポワールシティーは2015年生まれの初年度産駒が昨年デビューを果たしました。中央でこそ目立った成績は上げていませんが、地方競馬では2015年産の馬で、サウスヴィグラスに次ぐ収得賞金を稼いでいます。さらに凄いのは出走回数がサウスヴィグラスの半分に満たないと言う点で、出走回数で平均した獲得賞金は圧倒的な1位になります。これはシニスターミニスターやパイロよりも優れた成績であり、当然ですが、ファーストシーズンサイアーランキングも1位になります。

エスポワールシチー産駒の中央での成績が伸びていない原因は、多分に繁殖の質にあると考えられます。繁殖の段階で地方競馬を前提とした種付であったことから、中央の成績は伸びていませんが、地方でサウスヴィグラス・シニスターミニスター・パイロの成績を凌いでいることから、中央を主戦場とすれば間違いなく成績を残してくると見ています。ゴールドアリュールの後継種牡馬の座は混沌としていますが、エスポワールシチーはその有力な候補になると思います。

種付料も当初の70万円(出生条件)から100万円にアップしており、中央での成績が伸びてくれば、さらに評価は上がることになる筈です。余談ですが、個人的に馬券を買うときの話で、エスポワールシチー産駒がダートで出走してくれば、人気が無くても買う様にしています。恐らく回収率はプラスが出ていると思います。

配合的なポイントは判りませんが、ダート馬であることは間違いなく、出資判断には馬格が重要になると思います。その点で牡馬で2月生まれと言う点はアドバンテージになると思います。募集価格は間違いなく最低レベルになる筈ですので、ファミリーナンバーが2号族と言う点も含めて、個人的に今年の大穴は本仔であると見ています。

No18.マウントフジの2017

父  :ケイムホーム
母父 :Orientate
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :21号族
誕生日:2017/02/14
生産 :那須野牧場

詳細なプロフィールはこちらを参照して下さい。


以上、18頭が今年の募集馬となり、「2018年グリーンFから募集して欲しい仔馬」の中からは最終的に2頭が募集されるに留まりました。ちょっと残念な気持ちもありますが、ラインナップ全体としては、検討しがいのある渋いものが出てきたと思っています。

取り敢えず、現時点での字面上の印象から、気になっている仔馬は以下の通りです。

1.バルドウィナの2017
2.デフィニットの2017
3.リボントリコロールの2017
4.ムニラーの2017
5.ジャドールの2017

1番と2番は「2018年グリーンFから募集して欲しい仔馬」でピックアップした仔馬なので文句なしです。3番はバウンシーチューンの2017と何れか一方が募集されれば良いと思っていました。4番はウィングドウィールの2017の代替候補として検討したいと思いますが、馬格が気になる所です。5番はこういう地味な仔馬がグリーンファームでは最終的に走る気がします。

そして最後に大穴狙いで、ジュエルオブナイルの2017か、エイシンバンバの2017を加えます。但し、ジュエルオブナイルの2017を評価するのは募集価格が1200万円以下の場合に限り、それ以外はエイシンバンバの2017をフォローします。特に、エイシンバンバの2017はグリーンファームらしい募集馬になる様な気がしてなりません。

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