1/27日中山12R:レーヌジャルダンは健闘の2着

1/27、愛馬レーヌジャルダンは東京芝1600混合に出走し、2着と結果を出してくれました。勝ったのは当日絶好調のルメール騎手が騎乗した現級勝ちの実績がある降級馬で、逃げたレーヌジャルダンを測った様にゴール前でキッチリ1馬身差し切って来ました。実績的にも1枚違った印象がありました。

一方で、レーヌジャルダンの状態も非常に良かったと思います。パドックでは体を大きく見せていまいたし、勝ち馬と1~2を競う仕上がりに見えました。騎手が跨ると、少し煩い素振りも見せましたが、直ぐに落ち着いて、返し馬は元気よく駆け出して行きました。なお、前走で初めて着用したチークピーシーズですが、今回は使用されていませんでした。

レースは無難なスタートを切りましたが、1枠1番が功を奏して、楽に先手を取ることが出来ました。個人的には2~3番手で競馬を進めて欲しいと思っていましたが、逃げ&先行馬が総じて外枠に入ったこともあり、無理にハナを奪いに来ることも無く、レーヌジャルダンが自然に逃げる形になりました。結果的にこれが好結果に結びついたと思います。

ここでツキがあったのが3角手前の1ハロンの部分です。画面では遠景に映っていてハッキリと判らないのですが、ジョッキーが押さえてペースが落ちている様に見えるところが、レース後のコメントに拠れば、馬が自らハミを取らずに積極的に走らなかったとのこと。この時に外側から前を取られてしまうとまた違う展開になったのですが、ラッキーにも競り掛けてくる馬がいなかったことで、結果的にこれが60.5秒/1000Mのスローペースで溜め逃げする形に繋がりました。

前半が緩いペースで脚が溜まったことから、ラスト2ハロンから追い出されて、一旦後続を引き離す形を作ることが出来ました。ラスト1ハロンでもリードを保っていた所で、一瞬これは勝ったかと思ったのですが、残り100Mでスピードが甘くなってしまい、最後は勝ち馬の決め手に屈してしまいました。ただ一方で、ズルズルと下がらずに頑張れたことの裏には、今走が400Mの距離短縮であった効果があったものと見ています。

大野騎手のコメントに拠れば、ジャルダンは自分のペースで走らせてあげることが重要であり、気持ちよく走れる様に気を配っていたと言うことなので、総じて上手く乗って貰えた印象です。只、一つ注文を付けるとすれば、あと100M我慢してから追い出していたら、結果はまた違ったかもしれないと言うことだけです。この辺りは、ジャルダンの使える脚がどの程度の長さなのか把握されれば変わってくることと思いますし、やはり東京競馬場は逃げ切るには難しいコースだと言うことかもしれません。

今回のレースの補正タイムはまだ出ていませんので、ハッキリしたことは言えないのですが、恐らく98は出ているかと思います。仮に98ならば汐留特別と同じであり、あのレースがフロックでは無かったことが裏付けられることになりますので、レーヌジャルダンに現級を突破の目途が立ったと考えて良いと思います。

一方で、今回の好走は自分で競馬を作ったと言うよりは、結果的に溜め逃げの形になったと言う、運の要素も大きかったと思います。決して「前走の福島2000は距離が長くて結果が出せず、実はマイルに適性があった」と言うことでは無いと思います。ポイントは息が入るペースで走ることが出来れば、最後に使える脚が残ると言うことでしょう。問題は(現状では)自分からペースを作れる訳では無い点にあり、そう言う意味では距離の長い短いではなくて、ペースの緩むコースか否かがレース選択のポイントの様な気がします。

レース後の高柳師のコメントでは「レース後の具合を見てになりますが、引き続き出走させたいと思います」とのことなので、次走の選択が興味深くなります。権利のある内に次を走ろうと思うと、なかなか良い番組がありません。普通の調教師さんですと、3週空けて2/25の中山1600を選択すると思いますが、中山1600は1コーナまでのポジション取りが激しくなり、更にそこからの下り坂でペースが上がりますので、自分のペースで走らせたいレーヌジャルダンにとっては、如何にも適性がありません。そうなると、次の候補は小倉への遠征で、2/24に芝1800牝馬限定の番組があります。他にも芝2000の番組があるのですが、スタート後の直線が短い芝1800の方がペースも落ち着くので相性が良い様に思います。但し、長距離移動を敢えて選択するか如何かが悩ましいところです。そして最後に、大穴だと思うのが2/18の東京芝2400です。中2週間の上に全く未知の距離ですが、確実にスローペースになることは期待できます。

取り合えず、今回は結果が出たことを素直に喜びつつ、次の更新情報をワクテカしながら待ちたいと思います。

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