10/2中山5R:ヴァロンダンスは初めての競馬で3着

10/2、中山5R・新馬戦(芝1600牝)にて出資馬ヴァロンダンスがデビューしました。凡そ半数の馬が除外される抽選を潜り抜けて、狙ったレースに出走が出来たことは好状態での出走に繋がったものと思います。

当日の馬体重は422Kg。本仔を見たファーストインプレッションは、「意外に大きく見えるな」でした。好調な馬は「パドックで馬体を大きく見せる」と言われますが、正にそのパターンでした。

そしてもう一つ、本仔はとても”可愛い仔馬”でした。パドックに先頭で登場したときは梃子でも動かず、キョロキョロと周りを物見していました。決して気が悪いとかではなく、愛らしい仕草でした。

そしてルックスはつぶらな瞳と額のワンポイント流星が印象的です。

馬場入場すると、ここでも物見。とにかく仕草が可愛いらしい。

鞍上の丸田Jは本仔が納得するまで埒沿いを歩かせ、その後、軽快に返し馬に入って行きました。

レースは有利/不利の大きい1番枠からのスタートを無難に決め、無理なく2角を回ると3番手のポジションを確保しました。ここまで、ロスの無い競馬で先行出来たことは、枠番の有利を生かした理想的な展開だったと思います。

問題は、ここからのスローペースに最後まで付き合ってしまったこと。1000M通過が63.3秒と言う新馬戦にしても極端に遅いペースにも関わらず、-3Kgの減量騎手が楽逃げする展開を最後までどの馬も突っつかなかった時点で、このレースの勝敗は決していました。特に2番手を追走した三浦Jが最後まで動かなかったことが、この凡戦の原因になったと思います

逃げた勝馬の上りが34.8に対して、2~6番手の馬の上りも34.7~34.8であり、極端な上りだけの競馬になってしまいました。馬の能力よりも位置取りの差で決したレースと評価するのが妥当な様に思われます。

そう言う意味では、今回の3着を以て「次走は勝ち負け」と楽観するのは少し早計かと思います。只、前半で触れた通り、本仔の気性はまだまだ幼く、初めての競馬に戸惑っている様子がアリアリでした。競馬が何なのかも分からないなかで、最後まで脚を伸ばしたところは評価に値すると思いますし、次走は確実に前進があると信じています。

今後の予定について宗像師のコメントに依れば「小柄な牝馬ですので、レース後の状態次第で一息入れるかもしれません」とのことですが、個人的には本馬の状態が非常に良く見えたことと、上りだけの競馬で疲労は少ないとも考えられることから、可能ならばもう1走を試して欲しいと思います。

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