今年グリーンFから募集して欲しい仔馬 -番外編-

今年グリーンファームから募集されることを切に願う、クラブ所縁の仔馬をピックアップするシリーズですが、前回までに当初予定の10頭のリストアップが完了しました。(一覧はこちら

そこで今回は番外編として、悩みに悩んで最終的に選外とした、5頭の仔馬を簡単に紹介したいと思います。


番外1.クィーンスプマンテの2017

父  :オルフェーヴル
母父 :ジャングルポケット
性別 :牝馬
毛色 :栗毛
FN :4号族
誕生日:2017/05/18
生産 :社台ファーム

今年のクィーンスプマンテ産駒は、昨年と同じくオルフェーヴルとの配合になりますが、今年は牝馬に変ります。そして、これまでにデビューしたオルフェーヴル産駒の傾向をみると、牡馬よりも牝馬が優勢になっています。牡馬の成績が悪い理由としては、緩さが抜けるのに時間を要している為と言われていますが、クィーンスプマンテのこれまでの仔も晩成の傾向がありますので、これが両親で重なるのは正直言って不安な要素になります。その点で、本仔が牝馬に出た点はむしろ好材料かもしれません。何れにしても、クィーンスプマンテの仔がグリーンファームから募集されることは既定路線でしょうから、敢えて募集期待馬には加えませんでした。

番外2.フローリオットの2017

父  :ディープブリランテ
母父 :Monsun
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :5号族
誕生日:2017/04/09
生産 :社台ファーム

グリーンファームから募集され、あと少しで未勝利勝ちを逃したリュウキンカの半妹です。ディープブリランテ産駒は牝馬の成績に優れることから候補に考えました。個人的にディープブリランテ産駒に注目していることもあって、本仔への期待は大きいのですが、兄姉がサイアーランキング上位の種牡馬を配合された割に目立った活躍をしていない点と、母父Monsunとディープブリランテの組み合わせに妙味を見いだせなかったことで、後ろ髪を引かれつつも今回は選外としました。(実は本仔が最終的に次点でした。)

番外3.クーデンビーチの2017

父  :エピファネイア
母父 :パントレセレブル
性別 :牝馬
毛色 :鹿毛
FN :2号族
誕生日:2017/04/20
生産 :社台ファーム

今年引退したサザナミの半妹です。2世が募集されるまでの「つなぎ役」になって欲しい考えて候補に選びました。父エピファネイアの種牡馬能力が未知数ですが、「雄大な仔が多い」との噂を聞きますので、小柄な仔が多いクーデンビーチの配合相手としては良い様に思えます。但し、父がRoerto系なので、牡馬に活躍馬が偏る可能性が懸念されるため、今回は選外としました。

番外4.アドマイヤヒラリーの2017

父  :リアルインパクト
母父 :Nashwan
性別 :牡馬
毛色 :栗毛
FN :2号族
誕生日:2017/02/27
生産 :ノーザンファーム

昨年グリーンファームから募集されたスターリーパレードの半弟です。半兄はまだデビュー前ですが、伝えられる育成状況からは至って順調な様子が伺えます。本仔を改めて候補とした理由はその血統構成にあり、アドマイヤヒラリーとディープインパクトの2世の組み合わせは、綺麗な血統構成を作ります。本仔は父がトーセンホマレボシからリアルインパクトに代わりますが、BurghclereとHeight of Fashionのニアリークロスが引き続き形成されることになります。ちなみに、本仔の下にはミッキーアイルが配合されており、こちらもディープインパクトの2世になります。配合上の期待度は高い仔なのですが、スターリーパレードの実力もまだ明らかになっていないことから、今回は選外としました。

番外5.サヴァーレの2017

父  :スウェプトオーバーボード
母父 :ローエングリン
性別 :牡馬
毛色 :鹿毛
FN :3号族
誕生日:2017/01/26
生産 :社台ファーム

本仔の母サヴァーレと半姉ヴァベーネがグリーンファームに所属していました。ヴァベーネは元出資馬であり、山元TCで会った時にメチャメチャ可愛かったこともあって、その弟妹にも出資したいと考えていました。しかし、母サヴァーレは昨秋の繁殖牝馬セールで売却されてしまっており、グリーンファームから募集される可能性のある産駒は、本仔が最後となります。牝系が短距離適性であることから、スウェプトオーバーボードとの相性は良いと想像していますが、配合面からは特筆すべき所が無いのが残念です。本仔は「母馬が売却済みの仔馬」のカテゴリーに属しますので、グリーンファームから安価に募集される可能性は高いと考えられますが、注目する要素が多分に個人的な嗜好に偏っていることから、募集期待馬としては選外としました。

2018.04.23:訂正
母サヴァーレは2017年の秋季繁殖馬セールに上市されましたが、最終的に主取りとなりました。従って、母サヴァーレは現在も社台ファームに繋養されています。


以上、今回紹介した5頭を加えて、全15頭の募集期待馬をリストアップしてきましたが、自分としてはどの仔馬が募集されたとしても、有力な出資候補となることは間違いありません。おそらく、3~4ヶ月後には正式な発表がされると思います。その際は、本リストから1頭でも多くの仔馬が募集され、目移りして悩む様な状況なることを願いつつ、本シリーズは終わりにしたいと思います。

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