3/16韓国馬事会杯:ローズボウルは速い馬場に脚質が合わず10着

3/16、中山10R・韓国馬事会杯(3勝クラス・ダート1800)に愛馬ローズボウルが出走しました。待望の良馬場に対して後方待機策を採りましたが、想像以上に時計の速い展開となり、対応が出来ず10着に終わっています。

中1週で続戦を選択したローズボウルでしたが、馬体重は-2kg減った516kg。パドックを周回する姿を見ても馬体は維持されており、テンションの高い所も見えず、状態は良好に見えました。

本走の鞍上は主戦の石川Jに先約のあったことから、新人の小林勝太Jに乗り替わりとなりました。斤量の優遇の得られない条件戦に減量騎手を起用するのは常識的には無いですし、今回のレースをみても特に評価できるところはありませんでした。

一方で馬場入りした後もローズボウルの落ち着きは変わらず、暫くスタンドを見せた後に問題なく返し馬に入りました。

ゲートはタイミングの合った好スタートを切りましたが、鞍上は陣営の指示通り控える競馬を選択して、1角を11番手で侵入します。只、後方待機策にも関わらず、1角~2角を内埒から4頭目を距離ロスして走っており、ここは鞍上の未熟さが出た様に思います。内に潜り込むタイミングはあった様に見えました。

そして、このレースのポイントはバックストレートの走り。過去走のパターンであれば、バックストレートでポジションを押し上げるところで、逆にポジションを落としてしまいます。その後は、最後方から3角に進入しますが、ここでも鞍上は外に持ち出すべき所で内を突く選択をしています。これを見る限り、3角では既に手応えが怪しく、鞍上が外を回すことを諦めた様に見えました。そのままレースは最後方で4角を回り、直線では少し伸びて4頭を交わしますが、最終着順は10着と言う結果でした。

改めて、このレースのポイントはバックストレートの走りだと思いますが、レース後の林師からは「後方から脚を溜めていきましたが、道中のペースや全体時計が速く、ローズボウルには厳しい競馬でした。」のコメントが出されています。

確かに、1000M通過が60.4秒は行き過ぎたハイペースですし、実際、先行馬は最後に脚が止まっています。一方で後方で脚を貯めたブレイクフォースの勝利時計は1.51.5で、これは相当速い時計です。ローズボウルが3着に好走した招福Sの勝ち時計1.54.3と比較して、約3秒も速い決着では本馬の出番はありませんでした。良馬場になって時計の掛かる展開が期待されましたが、「実態は相当速い馬場状態であり、ローズボウルの戦える舞台では無かった」と言うことでしょう。

レース後も脚元と馬体に問題はありませんが、権利を取れなかったことも含めて、リフレッシュを挟んで今後の予定を立てる方針が示されています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする