8/20新潟6R:スズナミは馬場にも鞍上にも恵まれず8着

8/20、新潟6R・未勝利(芝2400)に愛馬スズナミが出走しました。進退をかけて臨んだ一戦でしたが、結果は想定外の8着に敗れ、掲示板すら確保できない結果になってしまいました。

当日の天気は雨。強雨と弱雨が断続する状況で、稍重の発表以上に力の要る馬場状況でした。スタートを無難に決めたスズナミは先行集団に取り付く様に、押し出されて行きました。16番スタートのスズナミとしては、800Mの長い直線を出来るだけ馬場状態の良い外を走らせた後に、コーナーに取り付く必要がありましたが、何故か鞍上は直ぐに状態の悪い内側に寄せてしまい、さらには先行馬よりも更に内に潜り込む形に舵を切ってしまいます。全くの謎騎乗で理解が出来ません。

前後左右を囲まれる形で1角~2角を回ると、バックストレートの馬場状態は相当悪かった模様で、各馬が促しながらの競馬になりました。それが原因なのかは分かりませんが、ここでも左右にフラフラしてコース取りが定まりません。

5番手のまま3角に侵入すると、鞍上は左右をキョロキョロしながら進路を探しますが、それも見つけられず、4角を出た所で更に内に進路を切ってしまいます。本当はもう少し追い出しを我慢すれば外への進路が確保できる状況でしたが、その判断の出来ない所に鞍上の技量不足が現れていたと思います。

結局、進路を探しながら最内まで流れてしまい、馬場状況の最も悪いところを走らされる形となりました。流石にこれではスズナミも伸びることが出来ず、能力を発揮できないまま8着に沈んでしまいました。4角出口で外への進路を確保して、状態の良いラインを走らせていれば、少なくとも掲示板を外すことは無かったと思います。

レース後の林師のコメントによれば「今日のレースは馬場状態に尽きると思います。」と総括されているワケですが、その重たい馬場状態の中で、より悪い所を走らせ続けた騎乗内容に問題があったことも無視すべきではありません。鞍上の技量不足は明らかでしたが、その未熟な鞍上を起用した陣営の判断にも大きな責任があったと思います。

そしてもう一つ、陣営に不満があるとすれば、ここまでメンバーレベルの高い東京で走らせ続け、新潟2400(または2200)を試さなかったこと。本レース前の林師のコメントでも「平坦の新潟はスズナミに合う筈」の旨のコメントをされており、それならば何故ここまで新潟で使わなかったのか、レース選択に疑問を感じずにはいられません。

本レースの結果を受けて、クラブからは今後の協議を行う旨が発表されています。結論の公式発表はまだですが、地方のダートでは厳しいことが予想されるスズナミとしては、このままファンド解散の可能性が高い様に思われます。正直、最後の大切なレースが、このような不完全燃焼で終わってしまったことに、やり切れない気持ちで一杯です。

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